ひと月ぶりに福島と一緒に練習をしたのだが、奴は強かった
強かったには強かったのだが、彼の弱点(というか弱点と彼が主張している点)
の原因がわかったような気がしたので、一応書いておく
細菌の彼は、
・レース終盤の一発がない
・宇治川でハンガーノックを起した
・ちょっと練習したらすぐに体調を壊す
といっている。
久しぶりに練習に行って、
福島の体内パワーメーターがあまりに雑、というのがその原因だと感じた
世間の人は30w刻みくらいで出力の違いが分かるようなもんだが、奴の場合、
200w刻みくらいでしか測れていないのだろう
まず、前提、
1、体重の違う二人の人間が、同じスピードで同じ坂を上ったとき、
両者のパワーウェイトレシオ(pwr)はおなじである
2、練習の強度はpwrに比例する
十日の練習で、福島が5分の登りで前を引いた時、
というか1%でも登っていたとき、私で400w(pwr5.71)でていた
Training and Racing with a Power Meter」という本によると、
pwr5.7だと、カテゴリー1クラスの選手でも、5分で限界を迎えるらしいから、、
いかに強烈なペースで登っているかわかるだろう
(カテゴリー1の選手が誰のことを言っているのかはナゾである)
で、福島はそのペースをLSDのチョイ上のペースと
主張しているのである。
もし本当に5.71でLSDよりチョイ上だとするなら、
福島はプロコンチネンタルチーム級の選手ということになる。
もちろんそんなはずはなく、20kmくらい引いたところでバテて先頭交代した
「ヤバイっす。今日調子悪いっす」
ばてないほうがおかしいから安心しろw
で、最初に戻るのだが、
・レース終盤の一発がない
→レース序盤中盤にめちゃくちゃなペースで登っていて、
ダメージを負ってしまい、またそのことに気づいていないためそう感じる
・宇治川でハンガー
→単純にもがきすぎで脚がなくなった
ちょっと練習したらすぐ体調を崩しそうになる
→練習のたびに、もっと言うとのぼりに出くわすたびに5.71でもがいているから?
参考までに、私がpwr5.71を出すのは栗尾、将軍塚とかでインターバルを
やっているときの強度である
たぶんLSDがLSDになっていないくて、
pwr6.0くらいを連発する高強度トレーニングになっている
ということではないか?
強くなっているから、練習は変えなくてもいいのかもしれないが、
少なくとも練習の強度の認識を変える必要があると思います