美麻ロード

結果 
1日目 タイムトライアル 25位。
2日目 DNF(7/13周)。

調子が最悪のチョイ上ぐらいの状態で迎えたレースだった。
レース2日前の花背は水汲み場でDNFし、推定タイムは21分オーバー。
休んだ週の後、うまく練習できず体調を整えるのが精一杯で確実に筋肉が落ちていた。

しかし、1日目のTTで25位と予想以上に粘り、京大内でも僅差ながらトップだったので、闘えないことはないレベルだったと思う。

展開
ローリングスタート6km。びびりながらちょっとずつ後ろに下がる。
ゆるい登りで結構ペースが早いと思ったが、最後のきつい方の登りは意外と短く、絶望的にしんどいコースではないなと感じた。
ただ、集団で下るのに全く慣れておらずなかなか怖かった。
奥村さんに下りで前に出て登りで無理するなと言われていたが、2周目3周目と下りで徐々に下がり登りで一気に前に出るという正反対の行為を繰り返していた。
そして4周目。最後の登りがいつもより早く、少しやばいオーラを感じていたが、なかなか前に出られない。
案の定、下りでペースが緩まず一列棒状に。
ここは絶対にちぎれてはいけないポイントだと思い、平地で一生懸命踏んでいたが残念ながらかなり前方で中切れが発生しているのを目撃。
中切れが起こり、10数名ほどの逃げが容認されたとたんにペースは一気に緩んだ。
チンタラ登っていると「有力どころは全部前に行ったらしいぞ。行くか。」という話が聞こえてきて、何人かがジャンプアップしていったが、自分にガツンとついていく力はないのでおとなしく見送った。
この集団にいると切られるのではないかと思って焦っていたが、実はそんなことはまるでなく、思っていたよりも前が少なかった上にタイム差もそれほど開いていなかった。
5周目は集団に協調性が見られず、アタックやペースアップが頻発していたが、ペースを守って位置取りを上げ下げしていた。
6周目のゆるい登りでガクンと体から力が抜け、ハンガーノックフラグが立っていたが、ついていくので精一杯で食べ物を食う余裕がなかった。
その後よく覚えていないが、なぜか集団の先頭に立っており、最後の登りに入る前に先頭交代したタイミングでもう踏めなくなった。
ものすごい勢いで最後尾まで下がり、ちぎれるかと思ったが、補給地点の応援が聞こえたので死ぬ気でついていき、フィニッシュライン手前でちぎれた。
後は1周一人旅して降ろされた。

感想
今回の目標は長距離レースのペースを体感することと、集団に慣れること、インカレで失敗する前に何らかの失敗をしておくことだった。
足的にはギリギリ完走できるかできないかというところが、自分は不器用で必ず何らかのヘマをやらかすと思っていたので、初めての長距離レースで鼻から完走できるなんて思っていなかった。
それを最初から自覚していたという意味では、自分はロードレーサーとして最悪のチョイ上なのかなと感じるが、いずれにせよ底辺であることに変わりはない。

インカレへの課題
・調子の管理
しっかりコンディションを整えれば、美麻よりも2段階ぐらい強い状態でインカレへ望めると思う。
ベーストレーニングが圧倒的に足りていないので、強度を考えつつ自転車に乗る時間を増やしたい。
・補給
6周で羊羹一口しか食べていない上に朝ごはんも足りていなかったらしい。
自分が楽なタイミングで積極的に食べることを考えないといけない。
水を取ることに関しても普段からかなり不足しがちだと思う。
パフォーマンスが落ちてからではもう遅いので、そうなる前に対応したい。
・レース中の位置取り
下りで下がってしまうから登りで前に行かざるを得なかったが、これが決定的に足の無駄遣いになっていた。
下りで前に行くことはできなくとも、位置取りをキープすることはできるはずだ。
常に先頭が見える位置で走っていないと中切れにまきこまれて、上位に食い込むのは難しい。
できるだけ登りまでに前に出て登りで温存することが必要だと感じた。

総じて
初めて本格的なロードレースを体感することができて良かった。
まだ完走するイメージが湧いてこないが、登りの力はそんなに見劣りするわけではないと分かったので、自信と謙虚さを併せ持って練習していきたい。