しまなみ海道

10 10キロ しまなみクリテDNF
11 130キロ しまなみロードDNF

全日本と名のつく大会は一通り終了し、
おそらくオフに入ってるチームもあるであろうこのタイミングでのレース。
きっと関東の強豪チームや鹿屋はでない。
これならおれにも少しはチャンスがあるのではないか、と妄想していた。
実際、法政、日大、順天、鹿屋、中央、中京などは不参加。
ワンチャンあるか?一瞬喜んだが、実業団が結構エグイことになっていた。
チャンスはやっぱりなかったかもしれない、と弱気になったが、一週間前の絶好調が
今も続いていることを信じて、いざ生口島へ。

クリテ
今週ほとんど練習してないこと、もともと平地が苦手なこと、集団走行が苦手なこと、
などなど様々弱点が重なっていて、全然ダメだった。早々にちぎれてDNF。
チャンスがあると思ったのはやはり勘違いだったようだ。
ちなみに今回の遠征でチームを組んだ明治西沢くんは見事3位入賞(学連内では1位)。
さすがの強さだった。

京大生からクリテ完走者0というなかなか恥ずかしい結果となってしまった。

ロード
あいにくの雨だった。落車が多発するのは容易に想像できた。
序盤の登りはかなりヌルいペースだった。1周目も2周目も登りでは余裕があった。
しかし下りが死ぬほど怖く、学連はみな全力でブレーキしながら下っていた。
おれも例外ではない。しかし、愛三や広島選抜の野中さんや小森さんなどは
まさに異次元のスピードで下って行った。
下り終わったところで、追いつくために相当無駄足を使った。

2周目も同じことをしてしまい、このままだと早々につぶれるだろうと思い、
3周目、意を決して飛び込んでいった。しかし、テクニックの差は明白で、
実業団と一緒に下ることはできなかった。
そうして、実業団→須々田→学連、という感じで一人で下ってた。
死ぬかと思ったが意外といけた。単独で下れたからかえって安全だったかもしれない。
ここで飛び込んだおかげで足を節約できたのはかなり大きかったのではないか。

しばらく強烈なアタックは一度も起こらなかったが、周回を重ねるにつれ、
徐々にダメージがたまっていく。5周回目で足がつってしまった。
平地で中切れ起こしたら悪いから福島に前行かせた。そのくらい平地は余裕がなかった。
ところが登りになると意外と登れてしまうのが不思議である。
普段山しか登らないとこうなってしまうようだ。

8周目に入った。周りに選手は20名ほどしかいない。
攣った個所をかばいハムストリングス中心のペダリングに切り替えて走っていたが、
ついに裏までつりやがった。 そしてそんな絶望的状態のところに広島選抜のアタック。なすすべなくちぎれた。

前のほうに東大の水田と福島が見えた。やつらもちぎれたらしい。
そいつらと回していったら何とかなるかもしれないと思って追いかけ、
水田と合流するも、やっぱり平地では踏めず、脚を引っ張ってしまう。
ところが登りに入った瞬間力関係が逆転し、登りで振り向いて待ったりした。
何とイマイチな組み合わせだろう。
というかなんで平地では踏めないのに登りで踏めるようになるのか。

完走くらいさせてくれないだろうかという淡い期待をいだきつつ 登ったが、
結局頂上で脚切られてしまった。8周半でDNF。
あとから聞いた話だと、8周目のアタックを耐えきった8名の選手のみ完走したらしい。
頑張りどころで力を出し切れなかった。
ここで頑張っても平地でちぎれてしまう、なんてことを思ってしまっていた。
頂上で死ぬくらいの覚悟でついていかなければならないこの局面で、である。
こういうところが選手として、というか人として終わってる。


今回のレースで思ったこと
・平地で人のケツついてるだけでばててしまう。この平地力のなさを何とかしなければ話にならない。冬の峠を登れない間、平地力を強化していこう。

・我々のように足がない選手は、下りやコーナーで頑張らないと、脚のある選手らには対抗できないと改めて感じた。あとタイヤやブレーキはゴージャスにすべきだ。おれより脚のありそうな選手が周りにゴロゴロいたのに、下りで足を使ったり落車にあったり、などなどの理由で消えていったように思う。セコセコ走る技術をもっと身に付けたら、それも武器になるはず。

・勝負所でアタックにまったく対応できなかった。まあこれが強者と弱者の差なんだろうが、ついていきたかった。練習の終盤でもしっかりもがくようにしていたら、改善されるのかもしれない。よくわからん。そろそろオフだしもはや手遅れなので、これは来年の夏までもちこしだな。

・上半身が相変わらず弱かった。7周目とかでもう腕に力が入らなくなってた。力みすぎとか寒さとかの別な要因があるのも間違いないが、それでも弱いと思った。レース後洗った服を絞っただけで腕がつってしまったレース中にこんなことが起こったらと思うとぞっとする。新城さんを間近で見たが、上半身の雰囲気が全然違う。。一流の選手は上半身も強いんだろうなと思った。

しかし完走したかった・・・。