最近になってようやく座学をはじめた。というか最近になってパワトレについての日本語の(ここ大事)本が出版された。とりあえず二冊読んだのでかるく紹介。
・パワートレーニングバイブル
自転車競技のためのフィロソフィー
という本。

要点はだいたい同じことを書いていた
・自分の実力・目標に対して必要な実力・それに近づくための練習 を定量化しろ
・その3つを定量的にみるのに今最もアツいのはパワーメーターである
・自分の実力の重要な指標ははFTPまたはLTパワー
(計り方は違うが5パーセントも差がなかった。
両者とも続けられる時間が極端に落ちるパワーを意味する)
・練習はそのFTP(LT)を基準に強度と時間を設定する
・休みも時には大事。特に目標のパワーが出ないとき。

当然書いてることにはいくつかの差があった。

バイブル
・パワーメーターのデータの分析方法に重きを置いていた
・自分の実力をかなり細かく分類できて面白かった
→俺はパーシュート系で疲労耐性が強い選手らしい。5分前後のもがきが強く、インターバルに強いという意味。こういうと聞こえはいいが、短距離の才能がない上に有酸素系の運動の能力が伸びきっておらず、インターバルの一本目が弱いだけかもしれないらしい。
・分析してわかった、選手として足りない能力を補うための練習をしていこうという方針
・分析には○○というツールが便利!という宣伝を忘れないあたりがアメリカ的。
・年単位の練習計画にはあまり触れていない。
・メニューの種類はこちらのほうが充実
・ひどく学術的で少しとっつきにくかった

フィロソフィー
・自己分析みたいなのはほとんど書いてない
代謝の方法とか結構基本的なことからかいてた
・週間予定とか年間予定の立て方ははこちらのほうが親切
・日本の主要なレースコース(修善寺とか広島とか)の簡単なパワーデータが掲載。
・書いてる内容はかなり噛み砕かれていてわかりやすい

どうせ読むなら、一回生は先に日本の先生が書いたほうを読むべきだと思った。
パワートレーニング以外の基本的なことから書いてたのでおすすめ。