インカレ

非常に遅くなってしまって、申し訳ありません。
インカレの結果について報告します。

出場したレースは4kmIP、ポイントレース、ロードレースの3種目。
結果は4kmIP 5:21(19位/19) ポイントレース、ロードレースはDNF。
惨敗の一言に尽きます。
応援していただいた皆様、本当にありがとうございました。


レースの詳細な話や失敗を長々と書いても仕方ないと思うので、僕がこの一年間自転車競技に取り組んできて、そしてこの結果を受けて少し時間をおいて感じることをここでは記そうと思う。

まず、同じ国公立大学として闘ってきた東京大学の日誌を見て色々感じることがあったので、そこから。まだ読んでいない方は読むことをお勧めする。
東京大学も今回のインカレで私大との圧倒的な力の差を感じ、今の練習では太刀打ちできないと感じているようだ。
勉学による時間の制限があるため、いかに質を向上させるかということに焦点をしぼって練習しているのは周知の話だと思う。
実際に西園さんなどの名選手を輩出しており、その方法でも十分に結果はでることが証明されている。
では、この方法をみんなが真似してやればうまくいくかというと、そう単純な話ではない。
それは誰もがどことなく感じていることだと思う。
これに対する一つの答えが東大の日誌にあったので、引用させていただこうと思う。
荒牧さんの「後輩たちに伝えなければいけなかったのは、成功者のノウハウではなく、成功者の姿勢であった。」という言葉だ。
荒っぽくまとめると、自転車に対する姿勢が何よりも大事ということだ。
何事もそうだが勝負に必勝法などは存在せず、人に勝るには何かしら人と違うことをしなければならない。
時代はどんどん変わっていっているので、過去の方法論にとらわれず今通用するやり方を模索しなければ、経験の浅い我々に勝ち目はない。
書くのは簡単だが、実行するのは本当に難しいと思う。

ここで自分の話に移る。
今シーズン、自分は自転車に思いきり取り組める非常に恵まれた環境にあった。
そのために1,2回生のころにある程度計画を立てて勉強を進めたし、お金も貯めた。
正直、私大の強豪と同程度に練習に取り組める時間はあったと思う。
その時間を遊んだり、他のことに熱中するのに使ったわけではないが、競技能力向上のために全てを捧げられたかと言えば答えは否だ。
いくら時間があっても姿勢が甘ければ、結果は出ない。
それをこの一年を通して、そして道川さんの姿勢を間近に見て痛感した。

時間がない、機材がイマイチ、見習うべき手本がない、合宿の時期が遅すぎた、レースでトラブルに巻き込まれた。
去年インカレが終わってたてた言い訳は、今年皮肉なまでに全て解消されていた。
にも関わらず今年も結果が出なかった。決してインカレだけがだめだったというわけではない。

方法をこなすことではなく、目的を達成することを常に意識の中において行動してほしい。
それを後輩に伝えたい。