中国サイクルグランプリ エリート

12.3㎞×5=61.5㎞
結果 5/50位

前の週のトラフェでこけて、この一週間の練習量はだいぶ落ちていたため、筋肉疲労はほとんどない。だが、練習してないからあまり自信がない中臨む。
アップは外の道をじっくり1時間ほど走る。温まってきたところでスプリント2本。原因不明の頭痛に加え、睡眠時間4.5時間と広島まで一人でノンストップ運転したため、なんだかひどく疲労感を感じていたがいい感じにパワーもでるようにはなった。
チェックは、最近勝ちに勝ってる大町健斗と、須々田さんがスタート前に強いと言っていた白石さん。スタート後、いつものようにほぼ先頭で下る。広島を走るのは3回目で予習とか全くしてなかったが、記憶にあるイメージより下り区間に長めの登り返しが結構あって、その分ずっと下っている。なんか思っていたのと全然違う。下り区間の的確な場所で大町さんが有効性のアタックをビシバシ決めてくる。これは完全にコースを頭に入れている。スゲーと思いつつ、優勝候補筆頭なのでみんなついて行ってペースが上がる。千切れはしないけど、結構しんどいなーとおもって、パッとサイコン見たらNP290Wでなかなかハード。なかなかチェックに入れず、前と差が開いて冷や汗をかく場面がよくあった。登って下りに入る前の平坦で前のペースが落ちるので追いつけたけど、厳しいレースだとあそこらへんで終了しているだろう。と逆に登り区間に入ると比較的ペースが落ち着いて楽になる。
2周目も下りが下手なのでスタート地点でそそくさと前に出る。下りが下手な京大がここで集合。自分もこの日はなんだか下れない日だった。前輪ルビノプロで行ったし、何よりホイールの剛性が練習輪だと絶対的に足りないせいかすごく怖かった。コーナー膨らむし、下りで前と差が広がる場面が結構あった。ukyoなんちゃらの選手が30秒差位で一人逃げて、集団では依然大町さんが効率的にあげてくるが、一周目に比べて少し楽。とはいうもののチェックには入れない。所詮60㎞しかないし問題ないだろうと思っていたのとなんとなく走りが安定しないため、ここまでかなり燃費の悪い走りをしたせいで、だいぶ脚が削られているのを感じる。長距離は得意だと思っていたが人生で初めての危機感。大町さんのアタックが見事に効いている。プラスして下ハン率が高くて腰に疲労が溜まってる。上げ下げがなければ、積極的にひいている人はいなかったのでペースは遅いのでいっきに行ってしまうことも可能だったが、これはちょっと休まないといけないなと思いはやる気持ちを抑えて、動くなら4周目だなと決める。
3周目は完全に牽制。休憩。
勝負の4周目。登り区間で途端にペースがかち上がる。ここが今日一番の勝負どころだと直感的に分かっていたので死ぬ気でついて行く。登り区間のピークで、もうオールアウト寸前。だが、なんとかちぎれずに済む。気付かぬ間に逃げはこの周回で一瞬で吸収。4周目後半から雨が降り出す。登りでダンシングしたらぬかるみみたいなところで後輪がグイングイン滑ってこりゃいかんなと思う。もう下れない。
最終周5周目。下りが怖いのなんの。ここで集団は10人強。西チャレだったらこれで仕事は終わって楽なのになーとか思いながら走ってた。というかほかの人が速過ぎ。みんな地元だからなのかな。最近落車してばっかなので、ここの下りは諦めた。前との差が広がっても詰めないことにした。嫌だ嫌だと思いながら下る。でも平坦で無理せずに前に追い付くことができた。登り区間で大町さんが抜け出す。ついていける場所にいたが、ついていけなかった。そのあとはそれを追いかける集団で回していく。途中抜け出す人が2,3人。これにもついて行けない。平坦区間で大町、2人、集団の構図になる。2人は見えてて頑張ったら追いつきそうな距離だが、自分に力は残ってなかった。そのまま何もできず集団スプリントに備える。ゴール前のコーナーでは前から4番目の最高の位置。全員疲労困憊で楽に位置取りできた。とりあえず集団の頭は取れるかなと思っていたが、スプリントしだすと両足のいたるところが攣って全然踏めない。結局最後刺すことはできず集団2番目。全体で5位。前の2人パックを追って、追い付いていればもうちょっと順位が上がったかもしれないが、強烈アタック→巡航をしないと集団がぞろぞろついてくるであろうことを考えるとこれが実力相応か。
今回のレースも積極的に動いたりは全くせず、5位に入ってしまったが、去年1周目でちぎれていたことを考えると大きな躍進だ。西チャレのために出たホビーレースだったが、得ることはそれなりに多かった。まず、熟知していると思っていたコースが意外と想像と違っていた。下りは登り返しを交えながらダラダラ延々下り、登りも思っていたよりも長かった。西チャレ前には改めて予習したほうが良さそう。そして、やはり安定しない走り。コーナー膨らんだりライン変更したり、いろいろ挙動不審な行動で周りに迷惑かけていたと思う。絶対そのうちこけそう。一番の反省は、ヤバそうな雰囲気のするアタックについていけなかったこと。今回はまだ緩いレースだったからなんとかなったけど、しまったと思ってから追いかける場面が多々。さすがに4周目のペースアップにはついて行ったけど、その他の場面で完全に出遅れることが多かった。ついていける場所にいたのに行けなかったのは、気持ちの問題。あと今回気付いたのは、後半にかけてかなり脚を削られたこと。今まで50㎞以上のレースを走っても削られてる感はほとんどなく、冬場に行ったLSDでそこら辺はかなり鍛えられていて、高いレベルなのだと思っていたが、今回のレースでは明らかに削られていた。100㎞超えるレースではどうなることやらと不安が募る。今年の冬はLSDもほどほどに、峠でそれなりの強度の練習を増やそうと思っていたが、やはりLSD的な練習も大事な気がする。その前に省エネ走りをもっと徹底することも必要だが。


全体 1h37m26s 218W/NP291W TSS170 1191kJ 172bpm
1周目 19m15s 236W/NP307W 172bpm 95rpm
2周目 19m47s 195W/NP251W 170bpm 96rpm
3周目 20m06s 217W/NP271W 171bpm 96rpm
4周目 18m54s 222W/NP290W 173bpm 98rpm
5周目 19m24s 222W/NP323W 176bpm 97rpm
周回ごとにみると1周目がかなりハード。反面、死にそうだった4周目はそこまで数字がでかくない。
終始1分未満400W台を連発していて、これが脚が削られた原因だろう。確かに1周目は回復しきらずにインターバルがかかっていた。また、平均パワーで5分324W出てるので、それなりに長い登りがあって単純な体力も必要なコースということで、結果面白かった。
あと、驚愕だったのがNPで1時間半も走って290Wもあった。後半の1時間NPは300Wだった。トレーニングバイブルによればFTPはこれ以上の値になるが、なんとも信じられない。ということは20分315W出ることになるけど、現状調子いい時に花脊で頑張ったとしても290Wぐらいが関の山。結論、私は20分走が激烈に弱い。シクロスフィアはNPが高めに出るという噂もあるが、とりあえずFTPを少し上方修正しとく必要がありそう。