内灘 チャンピオン 29位

白馬を意識して、走ろうと思っていた。常に集団の前のほうで走る、勝つ。展開としては皆さんが書いているとおりです。スタートから集団後方の位置に甘んじてしまい、なかなか前に出られなかった。一周目の半ばでようやく前に出る。しかし追い越し車線から次から次に人がわいてきてずるずると後ろに下がる。この流れには逆らわず、かといって、集団の後方でコーナーの度にがん踏みするのも嫌だったので定期的に前に出る。この作業を繰り返しながら最終回まで我慢。最終回に入って残り6kmくらいのところで二人が飛び出したので、これに乗っかろうと思う。ただ、この時の自分の意図があいまいだった。自分もガツンとあげてこの二人に追いつくべきだったが、それで足がなくなるのを恐れてぬるぬると若干ペースを上げて追いかける。前の二人は二人で逃げるのを断念したようで若干ペースを落とす。その結果、結局ぼくが集団を引き連れて二人に追いつくことに。むだにひいてもた。ここでたぶんあと5kmぐらい。ここでまた判断ミス。ここで後ろに下がったら終わりやと思ってひたすら前に位置取りするが、バルバのおっちゃんが全然引いてくれんから前の二人で2kmぐらい回しながら引く。ここはもう少し後ろに下がって足を休めるべきだった。残り3㎞くらいで後方からペースアップ組がワッサー。この時結構足にきててこの流れに瞬時に対応できなかった。一気に30人ほどに抜かれ、追い上げできる道幅でもなかったし、終わったーとか思いながら2kmほど走り最終コーナーに入る。この時には足もだいぶ回復していて、スプリントで5人ほど抜かす。
今回のレースでは勝負所を見誤らないことの大切さを学んだ。もっと考えて、仕掛けるときはしっかりと自分の意図をもっていくべきだった。白馬は今回より道幅狭いらしいし、ちょっとした判断ミスで一気に不利になる可能性もあるので、もっと考えたい。そういうことが学べた点では、いいレースだったかもしれない。