UCI Asia Tour 2.2 Tour de 熊野 2nd stage

6/2 2nd stage 熊野山岳コース 109.3km
69位(76人完走 109人出走) +15’28

熊野名物の山岳ステージ。千枚田を二回と札立峠を登る獲得標高1600m超えのコース。札立の下りは日本最凶の下りといわれるほど超テクニカル。人生初のラインレースなのと一度走ってみたいコースだったので結構わくわくしていた。昨日チャンスをもらえたので今日は絶対に完走するぞと思っていたものの昨日のインターバルの疲労が想像以上だったようで朝から全く固形物が喉を通らない。レース前にひたすらOS-1とゼリーを口に流し込む。10kmのパレードを終えリアルスタートが切られると前日の疲労が無いサラ脚のプロ達が前で全力でドンパチし始める。加えて最初100mから15km地点までひたすら上りが続く。イメージ的には弓槻フルもがきが15km続く感じ。逃げは割と序盤で決まってたっぽい。(訂正:逃げが決まったのは開始17km地点だった。)必死過ぎて状況を把握する余裕などなかったが。あやのさんに51km地点KOM2の札立峠までくらいつけと言われていたので、半分千切れながらも耐え続ける。15~25kmまでは下り基調だが如何せんペースが速すぎて全く回復しない。水を飲む余裕もない。そのまま集団後方でKOM1千枚田へ突入。京見ちょっと短い版の峠。集団がぶっ飛んでいく。しかし有力勢がアタックをかけていたようで集団自体真っ二つに割れていた。千切れ集団からも遅れていく自分。千切れたまま下りに入るとゲームオーバーなのは確実だったのでラスト200mくらいから全力スプリントして最後尾に引っ付き下りへ入る。下りがテクニカル過ぎて前のセブンイレブンが中切れを起こす。そのまま平地へ入り集団から千切れる。「あ、終わったー。」と思った矢先に後ろからチームメイトの列車が来たので飛び乗り集団復帰。その後集団は完走目指すグルペットになっていたので安定したペースが続き、KOM2の札立峠の上りもそこまでペースは上がらない。むしろ周りのプロが自分より苦しそうにしていて驚いた。前からアシストを終えたマトリックス土井さんが下りてきて集団をコントロールしてくれる。そのまま札立の下りに突入。噂以上にテクニカル。花脊とか京見の下りが可愛く感じるレベル。KOM2を下りきり、KOM3千枚田へ向かう。先頭とタイム差がつきすぎると足切りを食らう可能性があったがマトリックスブリヂストンが上手くコントロールしてくれる。KOM3二度目の千枚田は人間的なペースで登り、最後の関門もクリアし集団はリラックスムードでゴール。
初めて100km超えのレースだったが脚を攣ることなく完走できた。途中何回か危なかったけど。にしても下りで平気で80km/h出るから本当に怖かった。最初のドンパチに付いていけたのは大きな収穫。結局自分のいた集団が最終列車だった。KOM1千枚田で死ぬ気でへばりついた自分を褒めたい(笑)。ゴール後会場でかき氷が振る舞われた。身体に染みた。ステージ優勝はシマノの入部さん。100km逃げたんやと。溜息しか出なかった。

[results] www.nspk.net/tdk/2018/C05_Stage2.pdf