全日本学生選手権個人ロードレース2018〜究極の回転体〜

日本CSC5.0km×28周回=140km
18位/141


TTT、インカレと並んで今年の主要レースの1つである個ロード。ここ3週間ほどは練習量の調整がうまくいかず、調子が良くないことは分かっていたが、今出せる力を出し切ろうと思ってスタートラインに立った。<レース>

序盤に1度、日大2名京産2名などを含む逃げができる。ただ有力選手は皆集団に残っていたので、こちらとしてはスルー。ちゃっかりこの逃げは吸収される。大体7周目くらい。
その後カウンターアタックが決まって、8名ほどの選手が抜け出す。まあ、予想通り。結局これに逃げ切るメンバーが含まれていたのだが、まだレース序盤で有力選手も集団にいたことから見逃す。感覚としては残り20周からがリアルスタートな感じ。逃げとは約1分20秒差。
その後、逃げとの差が3分近くまで広がったかな。
14周目くらいに明治の野本選手のペースアップがガツンとくる。先頭までが1分切るくらいまで縮む。
15周目は当然のように追走がかかる。
その後、追走から先頭に追いついた組と集団に再吸収される組ができて、先頭とは再び4分近くひらくことになる。
そして17周目通過地点で、「先頭から7分遅れると集団でも切ります」というアナウンスが流れる。
19周目に再びペースアップ。ホンマにキツイ。
20周付近で、牧さんが日大の草場選手と集団から飛び出す。死にそうな私は「やるなぁ」と思いながら体が動かず。
この後向井田がここに合流して、私も死ぬ気で合流。
その後集団が追いついてきて、こんなんなら集団にいればよかったと後悔。大体21周目とかそこら。集団はかなりスリムになっていた。20名ほど。
その後23か24周目に有力選手の最終便が発射したが、体が言うことを聞かず乗り遅れる。
あとは絶望と足切りの恐怖に耐えながらゴールまで必死にもがき切る。集団?そんなものはすでに存在しない。<雑感>

今回のレースは本気で入賞以上を狙っていた。ホリが今年の目標に掲げていたのもあるし、RCSでもそれなりに手応えがあったからだ。この部の宝物であるライトウェイトも使わせていただいた。
それがフタを開けてみたらどうだ。足切りギリギリのレース。最終便とわかっていて反応できない虚しさ。目標を完走を に切り替えてからの4周は本当に辛かった。今までで1番レースを降りようかと思った。心の問題とかいうものを初めて実感した。完走目標で走る虚しさ、悲しさ、情けなさ。
それでもチームメイトの向井田と、利害関係を度外視して協力してくれた京産の小出選手に迷惑をかけまいとの一心で走り切った。本当に2名には感謝しかない。
今回はテーパリングに失敗して、はっきり言って調子は悪かった。それでも、無い物ねだりをしても仕方ないので、持てる力を出し切ろうと思った。
ただ、体の調子が良くない時は集中力も欠くもので、2時間20分経過地点で頭の中でZARDの曲が流れ始める。そもそも経過時間がわかる時点で時計を見てるって事で、それはつまり集中が切れているってこと。そしてその5分後に補給地点で前とハスって落車するわけ。運良く集団のペースが遅くてすぐに復帰できたが、右脚は痛いわ、なんか左のひざあたりは変に張るわ、変速は狂うわ、ブレーキは片当たりになるわ、気持ちは萎えるわ、ライトウェイト壊したか不安になるわ、で心身ともにダメージ大。
そしてしんどくなってくると判断も鈍くなってきて、中途半端な動きも多かった。視野が狭まるというか、レース全体の状況がはっきりと把握できなくなる。途中雨が強まったのも大きかったか。
ただ、そんな状況で完走率15%のレースを走り切れたのはやっぱり良かったのかな。これがDNFだったら、また全然話は変わってきていただろう。
そしてやはり、全国クラスの選手との差は感じた。そしてその差が、必ずしも埋まらなくはないとも思う。また練習頑張るか。

TTの時に引き続き、理さんには機材関係で大変お世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。それから、様々な手続きや、雨の中4時間以上に渡っての補給をしてくれた山田ちゃん、谷山ありがとうございました。

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