京都美山サイクルロードレース 2019 

カテゴリー1 10.4km×7=72.8km

総合9(123名出走) U23 5

 

今回の美山は個人的に狙っていたレース。今年の全日本選手権の資格を獲得できるラストチャンスだったから。基準はU2310位以内。ほんまは3月の西チャレで決めとく予定だったのだが怪我してしまったものは仕方がない。エントリーリストを見るとU2330名弱。現在FTP4倍ほどの自分にとってはワンチャンスあるかないかといったところ。今回の作戦は自ずと決まった。脚がないんやったら頭使うしかないよね~と。

 

当日ウォーミングアップを始めると割と脚が重い。あ、今日アカンかもなと思いつつ「今日調子悪いわ~」といつものおまじないを唱える。出走人数は多かったがスタート後容易に前にポジションを上げられることは分かっていたのでギリギリまでアップしてから並ぶ。これが一番緊張しなくて済む。

 

スタート後は予定通りホイホイとポジションを上げて先頭付近で旧道区間へ。ここから常に先頭の動きに目を光らせながらレースをこなすことになる。逃げは決まってもいいがそこにアンダー23の選手が入っていては大問題。1周目の九鬼ヶ坂は比較的ゆっくりペースだったがどうにも身体が重くてしんどい。物理的に重たいのでしゃーないところもあるが… 先頭では10名ほど抜け出しているがアンダーの選手が福原さんくらいだったので気にせず。この逃げはすぐに吸収され、その後は数名抜け出すが吸収される展開が続く。今年は結局大きな逃げは決まらなかった。

 

その後も特筆すべき出来事は特に無かった。コーナー後のインターバルは中切れして周りに迷惑をかけないことだけに注意しながら最小限にとどめる。逃げが決まらなかった時点でどうせ最終周の九鬼ヶ坂一発勝負になるのは予想がつくので極力脚を温存させる。最近お決まりとなっている脚の攣り対策で補給のヘビーユーザーと化す。結局ボトルを4本消費した。脚は攣った笑

 

そんなこんなで最終周。S/F地点後の平地でアンダーが3,4名入った逃げが出来かける。これはマズいと追走…するがプロやオジサンが牽かないので中々差が縮まらない。最終的には一本牽き男前オジサンが現れ事なきを得る。旧道区間を抜けたあと自分とアンダー数名で少し抜け出す美味しい展開がやってくるが脚を温存させたいオジサンのせいでローテが上手く回らない。プロも全く牽かないのでほぼ大学生でローテを回していた。某有名インプレッション系ブロガーのホビーライダーはローテ中に中切れ起こすし… オジサンホビーライダーは総じて訳わからん動きする人が多かったように感じた。走り方も危険極まりないし。そのくせ学生にキレ散らかしてくるんやからやってられんよね。中切れ起こした後に先頭交代要求したり自分はツキイチやのにローテ回せ!って怒鳴ったり。………おっといけない、つい心の声が…

話を戻してレースは最終周九鬼ヶ坂手前。ここまで息をひそめてた福原さんが先頭に出てきた。あ、これは福原砲発射5秒前や。…3,2,1,発射!3番手につけていた自分は集団を気持ち抑える。ラッキーなことに一瞬お見合いムードに。福原砲はすぐに視界から消える。ここからは自分の戦い。福原さんには逃げ切ってもらわないといけないがスプリントがダメな自分はこの上りでアンダーの選手を9名以下まで振り落とさないといけない。これまた幸運、ブラーゼンの下島選手がペースアップしてくれたのでついていく。何度も後ろを振り返りアンダーの選手が何人残っているかを確認する。ここが今日いちばん頭を使った。

 

九鬼ヶ坂を下り、ガソリンスタンドコーナーを抜けスプリント体制へ。下りでアンダーの選手が数名復帰したのでひじょうに面倒くさい展開。プロ選手の番手につけ準備万端。最終ストレートでアイランなどがかっとんでいく中ヘナチョコスプリントを披露してゴール。前方には両手を挙げてアイランにぶっ差される見慣れたユニフォームが見えた。

 

てことでなんとか念願の全日本選手権に出られることになりました。出場選手の中でも弱い方だった自分が一桁順位でゴールできたのには純粋に驚いてます。

 

暑い中サポートしてくれた山田さん、なっちゃん、めいちゃんには本当に感謝しています。めいちゃんは補給初挑戦にもかかわらず上手に補給できていたと思います!

また、お忙しい中応援に駆けつけてくださった高折先生、奥村さん、ありがとうございました。

 

最後までお読みいただいた皆さまもありがとうございました。