ツールド北海道 Stage1

北海道初日。大所帯で仕方ないかもしれないけど、スタート前から結構疲れてる状態?。まあそんなことは気にせず、この第1ステージがクイーンステージ。なんとか耐える。KOM2まで耐えれば完走できるだろうということなので、その後のことは考えずにこなす計画。

そもそもレース自体が6月の全日本以来だったが、ステージレース・ラインレース・山岳勝負ということで最初からペースがいっきに上がることはなく、即死は避けることができた(6月はあまりにも早死にしすぎた)。

勝負の前に5分の丘があり。このレースで最初の坂であり、もしかしたらここで千切れて終わるかもしれないなという不安のもと上り始める。前では多少のドンパチが起こっていたものの、そこまで強烈になるわけでもなく余裕をもってメインの最後尾でパス。後ろに落ちて行った人もいて京大もだれかいた気がするが、避けられる万が一のリスクは避けていく。

本日の調子の方は悪くはないものの、絶好調ではない。振り返ってみればレースだから踏めてただけで、中の下ぐらいだったかもしれない。

トイレ休憩の後、本日の勝負所。昨日の試走の段階ではKOM1の斜度が京見ぐらいで、KOM2は広々緩斜面。ということでKOM2は絶対に集団で上り始めなければならない。かなり気を引き締めて上っていくが、きついのが分かっているので最初から諦めているプロ選手も多くてどんどん遅れていく人がいるので、安心してからメインは見送ってペースを保つ。アイラン選手が超絶ペース走。

KOM2の上り始め手前でチームカー車列に追いついてメイン集団にも追いつく。前のぺースがかなり落ちていた模様。前にいた福原も見えたのもつかの間に、ここまで来たら安心とKOM1のノリであっさりメインは見送って後ろの集団で走り始めるが、この集団が予想外に学生ばっかり。アイラン選手とシマノの選手ぐらいしかいなかったかもしれない。ちょっと失敗したなと感じつつもペースがどんどん落ちていく。自分ではどうすることもできないので身を任せるのみ。

下りはだだっ広い道を緩いカーブでいっきに下る。もちろん速度が出て90kph。まあ怖くて生きてる心地がしない。が、前で下り始めて、抜かされながらなんとか集団で下る。

その後はかなりきつめのアップダウンをこなしながらゴールまで90㎞。それにしてもメンバーがかなり弱い。KOM2でタイム差もかなりついただろうから不安が募る。足切りは20分。というか自分の身体もなかなかにやばい。100㎞ぐらいしか走っていないのにハムが攣ってる。

この時点でかなり不安だったが、後ろから数人が合流してくる中にインカレチャンプ現る。どういうことだと思っていたら、チームのスプリンターをアシストしているらしくこれでかなり安心感が増す。チームカーから11分とか16分とかあてにならない不安な数字が聞こえてくるが、チャンプもそれでゴールをかなり怪しく思ったらしく、集団全員に声をかけて、自分でもペースを上げてくれる。右京のスプリンターの調子は相当悪いらしく上りはかなりゆっくり。(そんな選手が第3ステージは獲っているのだから不思議)。やっぱり自分はどうすることもできないので身を任せる。正直、今回この集団のなかに武山選手がいなかったら完走はかなり厳しかったかもしれない。

補給を摂って、脚を回していたら身体は楽になってきて、後半はローテにもきっちり入ってガンガン引く。もうちょっと休んでても良かったかもしれない。

満身創痍で17分遅れでなんとかゴール。もっとぎりぎりかと思っていたが、ゴール前はかなりペースを上げたからか少しの余裕があった。

それにしても疲労が尋常じゃない。NPとかTSSはそんなに高くないが、ダメージでかし。