2019TTT〜並び順と先頭交代方向〜

・並び順の決め方




並び順はどのレベルのチームでもなかなか難しい問題です。必ずこれだというルールがないからです。
TTTは先頭交代が上手く行けば個々の力はまぁまぁでも上位のチームに勝てるので、最適な選択をしなくてはなりません。

下記に並び順の決め方を書いていますが、大前提は「イーブンペースで走ること」です。

しかしペースの変動は必ず起きるので、下記の並び順でペースを維持します。(ペースの上げ下げを助長する目的ではありません)

並び順の基本的な決め方
(1)ペースの維持を考える
一走 1番強い選手
二走 3番目の選手
三走 2番目の選手
四走 4番目の選手

こう並ぶことで強い選手で弱い選手をサンドイッチしてペースを維持します。オススメの方法です。

(2)一番強い選手を中心に考える
一走 1番強い選手
二走 2番目の選手
三走 3番目
四走 4番目

強い選手は落ちたペースを上げる。
2番目・3番目に強い選手は1番強い選手が上げたペースを頑張って維持するという方法。

この方法は一番強い選手が上手に引かないと4番手の選手を振り落としてしまうので徐々にペースを上げないといけません。

(3)脚質から考える
一走 スプリンター
二走 TT
三走 オールラウンダー
四走 オールラウンダー

スプリンターが上げたペースをTTスペシャリストが維持しオールラウンダーが維持していく方法です。
スプリンターは一瞬ペースを上げるのは得意ですが維持が苦手です。

その為、上げることだけを分担して維持は後ろに任せます。オールラウンダーは基本的に何でも走れますがペースを上げるのは苦手です。
その為、スプリンターが上げたスピードをTTスペシャリストがキープしそれを引き継ぐように頑張ります。

これらをヒントに並び順を考えてみて下さいね。




→2019年は上記を試した結果、身長順になった。






・先頭交代の方向

風が強い日に備えて先頭交代は左回り・右回り両方をトレーニングしておいた方が良いです。

例えば往復コースの場合、往路が左から風が吹きつけている場合、復路は右から風が吹きます。

その場合、往路は左回り復路は右回りになります。

回転方向を切り替える時に落車をしやすいので、先頭の選手は手信号で回転方向を指示します。

多くの選手は右回りが苦手(日本は左側通行なので)なので、最初は右回りは低速で走って慣れてから高いスピードで行った方が良いです。

‪What are Echelons? | How To Deal With a Crosswind | Eurosport Explainers‬

https://youtu.be/5wmGp2pKF60