はりちゅう

結果 エリート4位。

朝から雨。
天気予報を何回見ても一日中雨。。
なんでやねん。
今まで運が良すぎただけか、と思ってあきらめていたが、会場に着くと奇跡的に雨が上がっていた。
とりあえずアゲぽよ〜と言っておく。
一回生が出走するタイミングでコースへ向かうと、上から救急車。
なぜかまだ並んでもいない一回生。
「落車でレース中断してるらしいっすよ。」
決めた。死んでも死なない。
生きるためなら何でもする。


一回車に戻ろうかと思ったが、雨が降ってきて動くに動けなくなった。
ようやく延長していたレースが終わり、一回生が並び始めると雨が急に激しさを増す。
彼らの日頃の行いの悪さが身に染みる。
レースで松清が予想外に奮闘していたし、雨は一向に止まなかったので、半径2mぐらいをうろうろ。
徳野が何周目かで急にいなくなり、心配していると、なんと落車で降ろされていた。
最悪の結果は回避できたが、けっこうな重症。ロードレースの難しさを感じた。
勝つためには必ずリスクを負う必要があり、リスクを減らすことはできてもゼロにはならない。
リスクを負わざるを得ない場面、リスクを回避できる場面。
リスクを負ってでも勝ちたい大会、そうではない大会。
それを前もって、またはその場面ごとに判断して走らなければならない。
失ってから後悔するのでは、もう遅い。
かといってビビッていては勝負にならない。
もう走れなくなるかもしれない。それぐらいの覚悟を持って練習、レースに集中しなければならない。
凹んでいる徳野を見てそう感じた。これにめげず、むしろこれをバネに一回り成長していってほしい。
松清は順調に周回を重ね、5位に入った。


エリートのスタート前。
さっと雨が上がる。ドヤ顔一発。このハッピー野郎。
人数は少ない方が確実に安全なので、多少無理してでも動いて集団を絞ろうと考えていた。
登りローリングスタートだったので、さっさと前に行く。
最初の周回はマトリックスが前を引くということで、ペースは安定。
マトリックス、府大の人、自分という位置取りで下りに入った。
やはり自分は下りが下手で、前との差がかなり空いてしまったが、コースを知らないのに無茶するわけにもいかず、そのままの間隔で登りに入り、登りで追いついた。
すると後ろが崩壊しかけている。なるほど。
二周目に入ってマトリックスが抜けたので、登りでペースを上げる。
前の位置取りで下りに入り、すかさず中切れ。登りで追いつく。
これで完全に後ろはクタクタになり、前は元気という状況ができあがり、3周目の登りで5人の逃げが決まる。
あとはひたすらローテーション。
ゆるい下りでクルクル回し、長めに引いて頑張ってる感を演出しておいた。
登りに入るとまわりがハアハア言い出したが、弱っているのか弱っているふりをしているのか分からなかったので、しばし静観。
6周目。応援してくれているマネージャーに余裕ですよと伝えるために手を振る。
登りに入って一人チェーン落ち。ちょっとかわいそうだったが、ラッキーと思っている自分もいた。
これからの展開について考え、フラフラ走る。
"その時、レースは動いた"
前の高校生の後輪にハスってこけて、チェーン落ち。
チェーンを直すのに手間どり、1分弱のタイムギャップ。
「おーい、大丈夫かぁ」「はい、大丈夫です」
心にも思っていないことを言いあう、逃走者と追走者。
泣く泣くチェーンを直し、全力で追ったが一向に姿が見えない。
7周目に入り、恥を忍んでマネージャーにダメ元で呼びかける。
「タイムギャップは」「29秒!」
ナイスサポート。
本能的に行けると感じ、全力で追う。
8周目、タイムギャップ15秒。かなり縮めた。
登りで背中が見えたがなかなか追いつかない。
9周目、タイムギャップ14秒。差が縮まらない。
10周目に入り、登りで追いつけないことが判明したところで、プツンと集中力が切れ、チンタラ4位でフィニッシュ。
もやもや。頭の中はタラレバのオンパレードだった。


反省
ケガをしないこと、スプリントに参加し結果を出すこと、マネージャーを楽しませるレースをすることが今回の目標だったが、まあまあ達成できなかった。
当日になってスプリントはしないと決めたが、ちゃんと勝負所で逃げたかった。
逃げて優勝。それが今回のベストシナリオ。
ただ、収穫もあった。
6周目千切れてから、もがき散らかしたにも関わらず、7周目も先頭集団よりはやいペースで走行できたし、8周目も同じぐらいのペースで走れた。
着実にインターバル能力は上がっていると思う。ガツンともがけるようにもなった。
後はガツンといった後、いかにペースを持続できるかが今後の課題。
レベルの低いレースだったと思うが、それを差し引いても状態は良くなっていることが実感でき、良かった。


長すぎましてすみません。