全日本自転車選手権大会ロードレースU23

11.9km×8周
結果:2周DNF<大島まで>
今回の全日本選手権は東京は伊豆大島で開催。フェリー、宿泊施設等はすべて旅行代理店がまとめて管轄し、こちらはそれに従う事しかできない。個人でも行けるっぽいが結構リスクが多いと思う。木曜日昼に京都発。東京着後、竹芝港から大島へ向けてフェリーに乗船。車ごと島に行ければいいのだができず、自転車をいちいち輪行袋に入れてフェリーに乗らなければならない。このへんでもう大島開催は無茶だなと感じる。貧乏大学生にフェリーの客室レベルを選ぶ余地などなく、最下級一択。よくある雑魚寝スタイル。選手でごった返し、使えるのは一畳ほどのスペースで、おまけにエンジンの振動がすごい。朝6時に島に着く。京都から片道16時間。宿で荷ほどきしたら、そのままコース試走へ。<大島レースコース>〜誰かが今後走るかもしれないので詳細に〜
youtubeで予習していたが、思っていたよりもガッツリ登る。大島支庁前からスタートしそのままのぼりが始まる。レースペースだと5分ぐらい。のぼり始めは道幅が狭く棒状必至。そのあとすぐに道は広くなるが、斜度はそこそこある。
そのあとは下りだがこれがひどい。コーナーというコーナーはほとんどなくひたすら直線の下り。この路面が驚くことにコンクリの凸凹道。いやー、大島オワッテル。道左端はまだましだが、それでもボトルがいつ飛んでもおかしくない。あと、グレーチングも多い。
下り終えると空港の周りをまわって海岸線へ出る。さすが火山島の海岸線だけあってアップダウンが絶え間ない。試走は朝したからなのか風はあまりなかったが、レース時には爆風が吹いていた。
海岸線を離れると、S/F地点へ向けてのぼりが始まる。2周目以降は大島支庁だいぶ手前から登ることになり、実質江文1.5〜2倍分ぐらいは登る。
コース全体として、のぼりとアップダウンメインで構成されて、コーナーはほとんどないイメージ。<レース本番>
宿から会場まで7㎞を走って行ってアップとする。雨がひどかった。
初のビッグレース。やっぱり普段とは雰囲気が違う。そこらじゅうに漂う集中した空気が気を重くさせる。
スタートして、細い道区間はローリング。だが、雨とグレーチングのせいでこけてる人もいる。ここで前に行こうとするのはリスキーだと思い定位置で進行。道が広くなったところでリアルスタート。集団後ろの方だったがシマノの選手も沢山いるし大丈夫だろうと思っていた。一周目なので当然ペースは速く、ちょっとずつ位置が下がっていく。正直しんどかった。シマノはいつの間にかスルスルと前に上げっていっていて、ここでやばそうだなと感じ始める。後から思えばもっと踏まなければならなかったが、結局のところしんどいから踏めないのだ。
集団先頭がまだ見えてる気がしたが、雨とガスのせいで前方が視界不良で良く見えない。今考えれば、あれは先頭ではなかったのかもしれない。
下りに入るが、人生で初めてコーナーのない下りの危険さというものを感じた。グレーチングの上を通るときは肝が冷えた。下りで数人抜いたが、下り終えた時点でもう先頭は見えない。回りにいる人たち15人ぐらいでローテ回して海岸線を行く。すぐ後ろにシマノカーとかがいたので最後尾集団なのだろう。きれいにローテは回っていたが爆風のせいでスピードにのらない。自分も前に出ると全く踏めない。ここで先頭では鹿屋トレインが鬼引きしていたようで、その切れ端すら見えない。もう終わった。
2周目に入った登りでその集団からもちぎれかけて、下りで追いつくも、みんなバラバラで海岸線は爆風のなか結局一人で走ることになって、そのままスタート地点で回収。<感想(言い訳)>
熊野の最終日に雨に打たれたせいで、どこかパッとしない体調が続いていた。一週間前の練習量も少なかった。レース前日もその状態は続いていて、移動の疲れのせいもあるかもしれないが、試走で30㎞ぐらい走っただけですごい疲労感があってずっと寝てた。ダルいわけではないので、なるべく体調のことは考えないことにしていたが、やっぱり本番では体がちぎれるほど踏むことはできず。1周目の登りで前に行けずに死んだ。
一周目が肝だったようで、ほとんどの選手は自分と同じように2周目で回収。全体の3分の2がDNFのサバイバルレースだった。
熊野は何もできなさ過ぎて、傍観者のような感じだったが、今回はまだ現実味のある範囲で何もできなくて、今までで一番悔しいかもしれない。
6月はこのレースで完走することを目標にL4練習中心にしていたが、もっと強度が高いインターバルもして少しは刺激を入れないといけない感じ。でもまだまだL4の力も足りないんだよな。。。
U23のレースをゴールまで見たが、やっぱり先頭集団で走ってた数人の実力が飛びぬけてる。あそこで戦いたい。
まずは来年の出場権をとらなければならないな。今年獲れたし、走った感じ雑魚い奴もいたから、確実に獲らないといけない。