関西トラックフェスタ in 奈良

 奈良競輪場は333バンクでした。T2(ピストのへちょい方)に出場。T1はえぐいレベル高かった。

①. ケイリン(全五周。誘導三周)3位/5人→選抜へ

 面子ぱっと見て馬力では余裕で勝てそうなのでどうしようかな〜と思い、とりあえず若い人の後ろをマークし三番手。そのまま残り二周に突入。後ろからおじさんが上がってきて、二人目におさまる。前の若い人が垂れてきたのでおじさんにスイッチ。この時点で先行の人、おじさん、私に絞られる。ここで残り1周。とりあえず半周流してギャンもがきかませば余裕や〜んとか思って半周流す。さあまくろうかい、ってトコで二番手のおじさんが先頭をまくりにかかる。二重追い越しになってしまったが、馬力でイケる! イケる! イケる! ……はい届きませんでした〜。あと10 mあったら……と思った。
 終わった後二番手のおじさんに話を伺ったところ、私が上がってくるところ(つまり、ラスト半周である)のタイミングで合わせて先頭を捲りにかかったらしい。2位に残れば決勝に行けるので、二位死守が目標だったとのこと。先頭長く並走することで私に二重追い越しさせ、外側を通らせて捲らせないことを意識してた、という話だった。経験の差やわ! とか言われた。全く持ってその通りだ。完全に術中にハマりましたね。

②. スクラッチ(8 km。24周)落車DNF

 まず始まる10分くらい前に後輪のスポークが飛んでいることが発覚。焦る焦る。大産大に練習輪を借りてなんとか出走。この時点で相当焦ってた。
 とりあえず集団の中に潜もうとする。二人逃げていたが馬力がなさそうなので無視する。12周目くらいで吸収。そのあとはローテーションを繰り返していた……のだが、私が引くのが長い! 妙に長い! 結構な頻度で回ってくるので参ったなーとか思いつつ、ラスト5周くらいか? 先頭後退の際に、後方確認不十分で捲りにかかっていた後ろの人と衝突。転倒して終了。
 100:0でこっちが悪いので本当に申し訳ないことをしたと思う。多分私が垂れてきたから捲りに来たんだと思います。これも悪かった。申し訳ありません。

 昼休憩の間に、初心者講習会みたいなのに出た。まああたりまえのことをあたりまえにやろう、という話でした。

③. イリミネーション(15人くらい?)3位

 イリミネーションというのは、一周ごとに最下位の人が除外されて行って、最後の一人になるまで走り続ける競技です。
 体がボロボロだったが、気合で出走。一週目はローリングで、この時点で最後方についてしまう。気持ちで負けていた。
 3周くらいはゴール前でもがいてシュっと交わす方法で乗り切ったが、毎周これはしんどいな〜と思い隙を見て前方に移動。たぶん5番手くらいかな? そのまま何周かして気づいたら先頭に。なんでだ?
 もう引き下がり方もわからないので(先頭後退はおそらくイリミネーションでやったら確実にコケる確信があった。そもそも先頭交代なんかそんなもんない説はある)、先頭で景気よく三周弱くらい引き倒した。垂れる〜と思ったところで後ろから列車が来たので三番手に乗せてもらう。この時点で残り5人くらいか?
 あとは最初と同じくゴール前でスプリントをこなす。残り3人になったところで力尽きて終了。コケなくてよかった。

④. ケイリン選抜 3位/7人

 後ろの組に辞退者が続出し2人になってしまったため、急きょ本来の5人+2人の計7人で出走。
 走る前から逃げる気満々で臨んだ。しかし号砲の後なぜか気遅れしてしまい7番手に収まってしまった。これは要反省。
 残り二周で誘導が外れると、捲りにかかった。4番手位の人も外に出ていたのでしんどかったが、大外からなんとか先頭に到達。ギャンもがいて後方と20 mくらい差をつける(後で写真で確認した)。あとは自分との戦いだったが、ゴール直前できっちり二人に捲られて終了。馬力不足ですね。やはり最初7番手につけたのが良くなかった。先頭に出るのに結構体力を使ってしまったのである。むつかし〜


 一日に4つもレースに出られて、それぞれに収穫があった。自分が馬力で言うとほぼ最上位という状況はめったにあるものではなく、ほぼ全てのレースの着に絡むことができて技術的に大変練習になった。そして技術のたどたどしさを改めて認識させられた。どう考えてもほぼ全部優勝するべきなレースであるのに勝てないということは、技術的な問題がやはり大きいのだろう。
 すごい暑かったのにわざわざ奈良まで朝早くから来ていただいたマネージャーの方々、どうもありがとうございました。不甲斐ない結果に終わり申し訳なく思っております。

 蛇足になりますが、やはり一日に沢山レースに出られるというのは大変練習になるもので、もっと大勢でいければなと思いました。ロードレーサーでも出場できるので皆さま奮ってご参加いただければと思います。