新幹線乗ってる間の暇つぶしにレースレポートでも書いてみようと思う。
1.レース詳細、事前情報等
名称:美山ロード2017 エリート
日付:2017/5/28
距離:10.2km×7周=71.4km
コース情報:
コースの8割は平坦で、終盤、九鬼ケ坂(1.1km、高度差60m、5.5%)を超える。降って二回コーナーを抜けたらスタートゴールに戻る。
出場選手 :149名、プロ10名くらい含む。
天気:くもりで気温もちょうど良い。
調子:
狙っていたレースのためがっつり調整した甲斐あって、今シーズンで一番脚があったとは思う。ただ、朝から下痢ラ豪雨に襲われ、内臓が終わっていた。たぶん、レース中にとった水分はほとんど吸収されていないのではないか?という懸念あり。
前輪:
プロライトカーボン
ソーヨーラテックス
エクステンザR1X
後輪:
パワータップ、アルミリムの手組み
ソーヨーラテックス
エクステンザR1S
後輪の感触が変わるのが嫌いで、悩んだ末に結局後輪はいつも通りにした。ところで、このタイヤとチューブはメチャメチャ走りが軽い組み合わせだった。合わせて185gだし当然か。九鬼ケ坂で降っている時ペダルで地面を掻いてしまったが、それくらいチャリを倒しても一切怖さが無かった。グリップも全然問題なし。オススメ。ただ、寿命は500kmくらいだと思う。
2.レース展開、結果
<1周目>
最後尾スタート。開始5秒で落車するやつがいてびびった。コースは全部把握していて、九鬼ケ坂入る前の平地の間にまあまあ前方までさっと上がることができた。後ろの方でゆっくりスタートしたのはそんなに悪くなかったと思う。
九鬼ケ坂は最初ということもあってかなりペースは速かった(2分28秒、NP444W)。ただ、5月21日の練習でもこれくらいのパワーは問題なく出している。余裕やんけ!とここで調子にのる。
下りはかなり怖かった。まだ集団が大きいし、かなりチンタラ降って行く人がいて、速度差も大きい。中切れもどんどん起きる。恐怖しかない。
<2周目>
やはり最大の脅威は中切れであると思い、ガンガンポジションを上げに行った。宮脇のT字路を左折した頃には15番目くらいまで上がっていた。
で、ここでP1クラスタの連中が突然ドンパチやり始める。10人くらいの精鋭が代わる代わる抜けたり吸収されたりを繰り返す。どっからどう見ても別格の走りだった。「これで逃げ決まるんじゃね?しかも逃げきるんじゃね?」という予感があった。見逃したらまずいのではないかと思い、思い切って乗っかることにした。逃げようとしているメンバーの顔ぶれ、人数等を眺めて、これは決まる!と思ったタイミングでアタックに乗っかって抜け出してみた。この時8人くらい。しかし、私が入った集団の中でもさらにアタック合戦が起こってしまった。逃げ集団が大きすぎたのだと思う。誰かが千切れたり誰かブリッジしたりを繰り返しながら、逃げはうごめく。結局、このままだと消耗しすぎてしまうと思って、後ろの集団に引っ込んだ。結果的に、補給地点までに6人の逃げが完成して、15秒ほどの差をつけたようだ。
アタック合戦で消耗したこともあって、主観的にはこの周の九鬼ケ坂がもっとも苦しかった。客観的にはそうでもない(2分20秒408W)。下りで加速し切る前に踏むのをやめてしまった。そこでポジションを落としてしまって、下りやコーナーでかなり無駄脚を使うことになった。中切れ請負人こと牧氏には大変お世話になった。
<3〜5周目>
安定した周回だった。外的要因としては逃げが完成したためレースが落ち着いたことと、集団が縮小して走りやすくなったことが挙げられる。自身の要因としては、2周目で身の程を知り、集団でおとなしく走ることにシフトしたことが挙げられるだろう。とはいってもやはり立ち上がりはキツイし、九鬼ケ坂も比較的ラクとはいえやっぱキツイ。やけにのどが渇く。九鬼ケ坂のパワーは以下の通り。
2分21秒、423W
2分33秒、396W
2分32秒、386W 結構位置を落とした
<6周目>
かなり平地でのペースが緩んだ。たぶん、逃げが分裂して数を減らしたので、吸収は時間の問題と踏んだのだろう。単純に集団全体が疲れただけかもしれないが。ここの九鬼ケ坂で脚がつる。
2分31秒、400W
<7周目>
序盤の平坦はスローペース。柴田とちょっと喋るくらいの余裕はあった。トンネル迂回路を左折してからまたペースが上がった。立ち上がりがきつかったがなんとか耐えた。最後、九鬼ケ坂で、もがき切りたかったが、脚がつってしまってどうにもペースを上げられなかった。単独走して終わった。
2分59秒、331W
<結果>
総合45位
エリート11位
招待選手を除くと5位ということで、ギリギリ全日本選手権に滑りこめることになった(ただし、エントリー者数に制限があるため、もしたくさんの人がエントリーした場合は足切りに会う可能性はある)。
3.反省
悪かった点はたくさんあるが、何はともあれ、よっぽどのことがない限り全日本には出られそうでよかった。本当にぎりっぎりのタイミングと順位でいろいろ思うところがあるけれども、まずは望んだ結果を出すことが大事だ。
次に、脚だけ見たらピーキングはうまく行った方だと思う。今回のレースでは地味に高いパフォーマンスを発揮していた。例えば、2分457Wは今シーズンのベストだったし、L6(私の場合402W以上)で走った時間は22分30秒に及んだ。
悪かった点は、自分の脚の状態を過剰評価して、2周目に早すぎるタイミングでアタックに乗ろうとしてしまったことだ。これが無かったら7周目の展開は変わっていただろう。しかし、どれくらい頑張ったら集団から抜け出せるのか、というのを身を以て知れたのはよかった、とも思う。もう少し様子を見て、待ってから行けば良かった。タイミングも悪かった。
もう一点、体調管理の悪さも挙げられる。朝っぱらから腹を下していて、レース終わってからも本当にひどかった。水分を全然吸収できていなかったはずだ。そりゃ脚もつる。
たぶん、塾で生徒から色々もらってきてしまったのだと思う。某小学校で胃腸風邪が流行っていると噂を聞いたし、それかもしれない。今後1ヶ月は常にマスクしておこうと思う。
4.今後の目標と予定
全日本までちょうど4週間。今週はしばらくレースの疲れと体調不良から休もうと思う。できれば金曜日までに復帰したい。2、3週目は水金日ともがいて、4週目でテーパリングをする。大まかな内容としてはこんな感じ。
もう少し細かく考えると、全日本選手権は14km×15周で、2kmで100m登る峠が2本用意されているというコースレイアウトなので、それに応じた練習を積んでいくのが良さそうだ。210kmという距離をもがき切る練習を行いたい。また、2kmで100m獲得できる峠を探して、インターバルトレーニングを何度か行うべきだろう。理論上30本登らないと完走はできない笑。
今回のレースでも、エントリーに補給に運転とサポートしてもらいっぱなしですみません。どうもありがとうございました。最後に一発良い結果をだすことで恩返ししたいと思います。頑張ります。
追記
近場の峠でいうと、若干斜度がきついが、1.5kmで108m登る将軍塚が一番近いか?将軍塚30本。一瞬真顔になる。