Tour de 熊野  1,2日目

西日本学連選抜チーム(WJI)のサポートとして帯同させていただいた。
来年へのメモ。

6/1 プロローグ:700mTT 
  マネージャーミーティング
  (ドライバーミーティングはチームカーを運転する予定でも出なくていい)
  開会セレモニー

TTの出走は、午前中のライセンスコントロール時にチーム内の順番を決められる。
<ライセンスコントロール時にもらえるもの>
・ゼッケン、安全ピン(人数×8)
・チップ、タイラップ
・プレート
・パンフレット : 選手のゼッケン番号が書いてある
・各ステージの場所や詳細、要項などが書かれた本
・記念品のタオル
・1stステージの駐車証2枚 (あんまりいらない(はず))
・リザルト、コミュニケが送ってもらうには、ここでもらうメールアドレスに空メールを送って登録しておく必要がある。何人でも登録可能。

<マネージャーミーティングの際にもらえるもの>
・全選手の出走順と時間を書いた紙

天気は快晴
TTだけでなく全ステージ、選手が安全ピンをとても多く使うので(1枚13ことか)、その分は多めに持っていく。
チームの選手の出走時間を書いて、車の外に貼った。
30秒おきの出走で、10分ほど前にはスタート地点に行ってもらうのがよさそう。
他のステージはパレードランが長いので、アップ用のローラーはこの日だけ必要。出走時間はそこまで近くないので2つあれば足りる。
駐車場から近いので水をスタート横まで持っていってもいらない選手が多い。持っていくけど。
この日しかちゃんと写真撮れそうにないのでスタート時は全員撮っておいた。

会場で翌日以降用のチームカー用の無線をもらった。おじさんが届けてくれる。
つけ方はアンテナを車の上につけて、線を後部座席の窓を通して(どこでもいいけど、多分一番邪魔にならない)、無線につなぐ。電源をいれれば、聞こえる周波数にすでになっている。電源ボタンは長押しで、他に特に押すボタンはない(はず。使い方分からないだけという説もある)。音量は上のでっぱりをくるくるして調節。英語です。ボトルなどほしい選手が手をあげたら審判がよんでくれるので、前に行ける。ドライバーがしっかりしているなら、ボトルはチームカーから受け取るのが得策。車のおかげでちょっと楽できるし。

さて、この日のTTであるが、市田川沿いを走る、距離のわりにはちょっと起伏があるコース。川沿いに走って折り返す形なので、コーナーをどれだけ減速せずに行けるかが鍵となる。西選抜は全員、タイムよりも翌日以降のことを考えて安全に走行した。他のチームの選手もほとんどが安全に走ることのみを考えていた。藤田はたまたま出走が1番だったので、暫定1位のホットシートに座って写真を撮ったりもできた。まだまだお祭り気分だ。
西選抜で1番速かったのは、栗田の54“10で、1位から3”15遅れの45位(U23では9位)。リザルト1枚目にただ1人載った。


6/2 1stステージ 132.1km (18km + 16.3km×7周)赤木川沿いを走り、トンネルも通る周回コース。コーナーが多く、コース後半は道幅が車1台分ほどになるため、集団前方にいないと確実に脚が削られていくステージだ。

<レース概要>
快晴
はじめから元喜さんのアタックが何回もかかる。元気やな。
1周目、先輩の下島さんの後ろにいた栗田は運よく位置が上がれたので、完走という目標があったにも関わらず、下島さんとともにアタックについていってしまった。時間は短かったものの3人でレースの先頭にいたそうだ。自分の番が回ってきてもすぐに交代してまわさなかったが、すぐに脚がなくなりdnfとなってしまった。
1周目終わった段階で、大きく25人、5人、10人、集団と分かれ、間に小集団がたくさんある状況。学連選手は集団最後尾にいるが、すでにちぎれぎみで、2人は完全にちぎれていた。
3周目に入るころにはチェーン落ちの2人を含む4人がdnfで小畠も遅れだして完走はきつそう。
レースが進むと集団がかたまりだし、20人の第1集団と残りの第2集団になる。藤田のみが第2集団の最後尾にいて、そのまま先頭から1分22秒遅れで完走。

<メモ含む>
パレードランは新宮駅から18km、リアルスタート地点(以下、S/F地点)まで。
補給地点はスタート地点手前のゆるいのぼり。
パレードランが終わって、ちょっとだけ止まってからリアルスタートだからその間に補給するものをおろせばいい。ただ、今回みたいに暑い日は選手のボトルがすでに減っているからスタートに持っていく人とおろす人に分かれるといい。メカニックがいればね!
もしくは、S/F地点の横に駐車場があるので、パレードランが始まる前に補給地点にチームカー以外を使って先回りすることもできる。朝はとりあえずサインに間に合うようにパレードランスタート地点に行って、パレード始まる前に動き出すチームバスが絶対にいるからそれについて行けばいい。こっちの方が時間に余裕あるし、断然オススメ!不安なら、他チームに行く前に声かけてください!ってお願いしとくといい。みんなやさしいから絶対に教えてくれる。プロに声かけにくいなら、同じ選抜のAACAさんに声かけるといい。向こうはこっちより知ってる。
人の家の軒先に入れるので、影はある。
暑いのが分かってたので、氷をたくさん買っておいた。
人数が多いこともあって、補給はすべてハーフを用意。気持ち水多めだ。

補給は1周目と最終周を除く5回可能。
補給地点の場所取りだが、S/Fに近いほうが絶対にいい。補給ができる直線はゆるいのぼりだが、それまでが急に車1台分の細い道に入って短い距離のうちにくねくねのアップダウン。うまく説明できないが集団が伸びる要素しかないので、S/Fから離れるほど(手前になるほど)選手は本気でふんでいる。
補給地点の場所取りを失敗した。レース前に時間がなかったのを言い訳に、直前に配られるコースの断面図しか見ていなかった。去年のレース映像などが豊富にあるのに。補給地点から見る限り、急なのぼりからのゆるいのぼりのホームストレートだと思ったので、急なのぼりをのぼりきったばかりの方が(S/Fから離れる方が)スピードが落ちていて取りやすいと思っていた。
チーム6人中5人がdnf。残った藤田は、4周目に集団がとったラインが我々に近かったので取りにきたが速すぎて失敗。渡した瞬間に失敗したなと分かる補給だった。すでにdnfになった選手を使って補給チャンスを増やすべきだった。もう水はないはずなのにその後は取りにこなかった。速いのでわざわざ集団からはずれてこちらに取りにこれないようだ。申し訳ないことをした。後から聞くと、チームカーにも水を要求していたが、チームカーが上がれなかったようだ。実際、チームカーにも中切れなどがあり集団からかなり離れていた。
ちなみに、補給地点のルールは学連とは異なりかなりてきとうだった。補給開始看板の手前でも補給していいし、なんだったら看板を移動させてもいい。(わたしはもちろん触っておりません。プロチームの方がやっておられました。)
完走の瞬間の写真を撮った後はすぐに、藤田のもとへ。やはりボトルに水は全くなく、用意しておいた冷えた水をボトル1.5本分すぐに飲んだ。水がなくてつらかったそうだ。申し訳なさでいっぱいになりながら、首元を氷で冷やす。同時に、この日は選手は自走で帰るため、帰り用のボトルを用意。宿へ帰った。

帰るとすぐにボトル洗い。20本は洗ったので、ふた合わせ選手権が始まる。
夕食後にミーティング。全員の感想を聞いて、翌日の出発時間と各メンバーの役割を決めた。翌日に走れるのは藤田だけのため、空気が重い。
ミーティングが終わってからは、2ndステージのスタート地点を地図上で探して、ナビに登録しておいた。探すのに苦労した。

*各選手の感想*
北野
もう4年なのに情けない走りしかできなかった。

小畠
集団前にいないと!って思いながらも、後ろに下がってしまいしんどかった。

藤田
立ち上がりはしんどいものがあるけど、他はなんとかなった。次の日は集団の前にいたい。

小川
前にいないと、と思いながら必死で走っていてもどんどん後ろに下がっていき、S/F直前の落車でストップ。けがはなかったものの、チェーンが落ちた際に曲がってしまい、走れなかった。

溝口
S/F直前でのチェーン落ちは自分のミス。情けない。

栗田
逃げたけど、集団にいて完走を狙えばよかった。

村上(メカニック)
チームカーから見たプロの走りはすごかった。


*感想*
レース前にコースを見ておかなかったのは最大の失敗。また、集団のとったラインが補給を渡す人から離れていても、後ろから車が来ていたわけではないので無理して近づいていくべきだった。また、サコッシュを用意しておいてもよかった。
また、補給地点に関してははじめはどうなるかと思ったが、無事に時間内にたどりつけてよかった。でも、荷物を降ろしていると選手のところに行く暇がないので、先にS/F地点に行くことをすすめます。