AACA 第6戦

今回のレースからはレースレポートを書くようにと全体会議で仰っていたので、私としてはいつもと少し違う視線で参加していた。具体的にはどこまで細かくレースを見るかという点だろう。

私が今回のレース中に受け持ったのはレースの記録、タイム差や前の集団の人数を選手に告げる仕事だった。まずはその仕事を全うするところから始めたいと思う。

〇1−1

京大から出場していたのは岡本さん、木田さん、向井田さん(ゼッケンの番号順)。二キロのコースを二十三周するカゴテリだった。選手がスタートする前にゴール前の坂を上り切った辺りに移動。今思うと、声をかける位置としては不適切だったかもしれない。もう少し坂のほうに行っていれば、速度が落ちていて私の声が届きやすかったかもしれない。

レースの概要について述べよう。三周目あたりから集団が縦に伸びてきて、前は二人で逃げている状態だった。五週目では先頭→岡本さん(二十秒差)→向井田さん(七秒差)→木田さん(五秒差)となりそれなりにばらばらになってきた。残り十七周、木田さんが後ろに下がってきた。辛そうにしている気がした。残り十五周、先頭一人→岡本さん(十秒差)→向井田さん(二十秒差)→木田さん(三十秒差)。岡本さんは集団の中にいて、向井田さんは三人くらい、木田さんは一人で走っていた。残り十四周、先頭集団にいたはずの岡本さんの姿が見えなくなる。後で落車だと聞いた。私がそれを気にしていても何もできない状態であわてていると、福島さんがボトルに水を汲みに行くのが見えた。のちのち福島さんのレースレポートを拝見したところ汚れを落とすための水を汲みに行っていたとのことだったが、私はそこまで気が回らなかった。反省したい。残り八周、向井田さんが一番前の集団から二分近く遅れていた。その後、木田さんも向井田さんもDNF。

レース中に選手に前とのタイム差を告げる仕事において、ここで学んだこと・福島さんに注意していただいたことは、三周目あたりまでは固まってくるから必要はないということ。選手が自分の正面に来たときに言わないと選手には伝わりづらいということ。二回ぐらい繰り返していうのが望ましいということ。

〇1−2

出場していたのは岩見くん、松山くん、吉岡くん、筒井くん、熊谷くん、高橋くん、沖野さん、山本くん、辰巳くんの九人。二キロのコースを十五周するカゴテリだった。一周目終了手前、沖野さんと辰巳くん、岩見くんが先頭集団にいた。最後尾は熊谷くん。二周目から既に手段が縦に伸びていた。四周目終了手前あたりで一気に人数が減った。気づいたら先頭に沖野さん、十秒程度遅れて辰巳くんという構図になっていた。そこから最終周まで、おなじような感じだった。完走したのは沖野さん、辰巳くん。

上回マネージャーの福島さんがカメラを持って参加してくださっていたため写真を撮るという仕事が半分の負担になった。おかげで私の仕事に集中することができた。ありがとうございました。半面、声をかけたりタイム差を告げたりする間に写真ぐらい撮れるはずなのにそれができない自分に嫌気がさした。今回の反省を生かしてより良いマネージャーになりたい。