山形村

山形村ヒルクライム クラス2
出走21人、1位、1時間5分35秒
21分41秒
21分53秒
22分01秒

去年は色々と残念だった山形村ヒルクライム。1週間前のインカレで完走できて、あわよくば昇格とも思っていたが、それほど気負うこともなく臨んだ。

では、レース展開…といきたいところだが、まず牧さんが取ってくださった宿が素晴らしかったことについて。名前はホテルいさみ。レース会場からは少し距離があるが、一泊夕食朝食付きで6480円。トイレと洗面台が素晴らしく綺麗で、ご飯が極めて美味しい。味が濃いこともなく、丁寧に作られたのがよく分かる。ご飯はおかわりでき、唐揚げまでおかわりできた。おかずは8品。まあ、この時点で明日は勝たねばならん、となる。来年も行きたいと心から思った。

では、ここからレースのお話。今回のレースの作戦は、「1本目ちょろちょろ、2本目ガツガツ、3本目ドガーン」。あと、密かに目標にしていたのが、3本とも22分切り。
作戦通り1本目は様子見。最初にいい感じの所に位置どる。平坦で踏まなくて済み、かつ先頭が見える位置。ホリが飛び出したので、牧さんと後ろの集団の前を位置どり、気持ち抑えめ。ここは本当に牧さんが素晴らしいアシストをしてくださった。平地区間は楽に走って、激坂は8割9分くらいで踏む感じ。まあ、思った通り、タイムはそこそこ出る。1本目はみんな元気だ。ちょろちょろ、とはいかなかったが、カツカツくらい。すぐに2本目に備えて、少しの水分補給と体の保温。
2本目。1本目はハイペースだったので、2本目はペースが落ち着くと予想しており、まさに思った通りの展開。平地区間は存分に休ませてもらう。これまた登りで牧さんが一定ペースで集団を引いてくださったので、本当に楽勝。激坂は9割2分くらいのイメージで踏む。意外と後ろが簡単に千切れて、踏みすぎないように気をつけながら、一位でゴール。まあ、このあたりで、行ける気がするわけだ。山田ちゃんによると、この地点でクラス2のトップとは6秒差だったらしい。
3本目。前の2本と同様にうまいこと場所取りして、人の後ろに隠れて平坦をやり過ごす。ホリと牧さんが飛び出したおかげで、集団はそこそこのペースで踏まざるを得ない状況。弱い奴はここで脱落していく。しかし、山形村はやたらと強いクラス3がいるもので、集団には2、3人いた。頑張って引いてくれるので、後ろについていた。先頭が交代を要求し、その後ろのクラス3がかわる時、その人がまさかの落車。その後ろにいた私は、かろうじて巻き込まれるのを避けたものの、不測の事態にあせる。すぐに集団には追いついたが、変に疲れたので、より省エネを意識。激坂に入る手前から先頭に出て、激坂突入。2本目の感じだと、坦々と踏めば、相対的強者でいられるようなので、坦々と。残り500からが踏ん張りどころ。そして、300から200までがやたらと長く感じた後、後ろは振り向かずにガン踏み。ここからが、作戦のドガーン。何に気をつかうこともなく、全力で踏む。最後も36×25のシッティングで行ってやろうかと思ったが、ラスト70くらいで諦めてダンシング。一位でゴール。勝ったかなぁ、ってのが、ゴール直後の感想。

今回は、場所取りが上手くいったのが良かった。最初の急な坂で、調子にならないのが大事。体重は落とした方がいいのだろうが、最後の激坂は、パワーがものをいう気がする。単純な太ももと背筋と腹筋の力。あと、美味しいご飯をたくさん食べたことが良かった。そんなものかな。

ここからは、将来世代へのアドバイス山形村でウインドブレーカーを持っていかないのは論外。膝が冷えるので下のズボンも欲しい。レッグウォーマーがあればより良い。ネックウォーマーもあってよい。体の保温は極めて大事。朝ごはんは食べすぎないようにすべき。ヒート1で死ぬことになる。食べすぎるなら、前日の夕食。
下る時は、シューズを緩めて、靴の底と足裏があわないようにすれば、脚へのダメージを減らせる。血行促進のために、ヒート間はストレッチした方がいい。上半身とか股関節。チャリは軽いに越したことはない。私は今回、スコットのaddict20にお世話になった。個人的には、ギアは36×28で足りると思う。パレード走行は明らかに速いので、無理してついていかなくてもいいと思う。何ならこれがアップになるくらいしんどい。平地区間は前の人についていくのがいい。結局山形村は最後の激坂勝負。別に山形村に限らない気もするが、前に付いていける最も軽いギアで踏むのが省エネの基本だと思う。

今回のレースで、クラス1に昇格した。しかし、6月の個人TTで昇格した時とはまた違う感覚だ。これからは迂闊に行田も出られなさそう。クリテがこわい。重圧もある。どうしたものか…。
ただ、当然良いこともある。インカレなど、レースで先頭に位置どれる。もう、アップをとるか、場所取りをとるか、などということに悩まされることはない。
何はともあれクラス1。堂々とクラス1だと胸を張れるように、練習していかなければ。

この度、ゼッケンのことや、車の移動、写真撮影などをしていただいた、福島さん、山田ちゃん、ありがとうございました。今回は昇格が3人で、少しは結果を形で残せたかと。また長芋食べましょう。

ひっそりと来年の目標を。来年は、東大の西園選手の1時間3分27秒と戦う。全部今年より1分早く登れば良い。ま、北海道に行ってたら話は別やけどね。
追記
西園さんはフロント39だったらしい。リアは25で踏んだらしい。バケモノかよ…。
http://jicf.info/hp/wp-content/uploads/2017/09/17rcs4_result_0910.pdf