山形村ヒルクライム

昇格が嬉しくて長文になってしまいました。要約すると「しんどかったけど昇格できてうれしい」。

クラス3 3位
ヒート1 22"44 ヒート2 22"51 ヒート3 23"03
総合タイム 1:08"32

登りが得意ではない私(何が得意なの?と言われると困るが。)にとって昇格は厳しいと思われる大会。しかし、登りの変態ホリの昇格は確実と思われるし、行田クリテリウムで頑張ろうなんて悠長なことを言える立場でもない。1か月前に上っとけよというごもっともな意見もあったが、上がれなかったのだからしょうがない。ここ3週間はひたすらに登りの調子を上げることに専念していた。
山形村の1週間前、インカレのサポートで長野に行った際、サポートで帯同しているのにも拘わらず山形村の試走をさせていただいた。じつはこの時点で去年のリザルトを見る限り昇格を狙えるタイムが出ていた。しかし、かなりナーバスになっていたので自分にプレッシャーをかけないように、山形村は厳しいですね〜、やっぱ登りは無理です〜。とかネガティブな発言しまくっていた。見苦しいとこを見せてしまいました。すみません。
そして、山形村の3日前に花脊TT1本。ここで一気に自己ベストを更新して19“45が出ていた。かなり嬉しかったが山形村が終わってから報告しようと隠していた。


当日。
とりあえずホリ以外のクラス3が前にいたら死ぬ気でへばりついて行くというスマートでない戦法。
ヒート1はいい位置が取れずに焦ったが何とかクラス3で3着。ヒート2は理さんの最高のアシストのおかげで1本目と同じくらいのタイムだったが5着。ヒート2が終わった時点で2−5位までがかなり拮抗しており(私は3,4位くらい)、勝負は最終ヒートまで全く分からなかった。
最終ヒートは勝てば3位以内に入れるという二人の選手を徹底マーク。足はかなり消耗していたがその二人も先頭集団にいるのでちぎれるわけにはいかない。必死で二人に食いついていた。中盤、自分の前にいるマークしていた一人が若干集団から離され始める。この選手をちぎりたくてしょうがない私は一人で集団に戻れるぎりぎりの距離まで後ろに潜み、この人が一番しんどそうなタイミングでアタックをかけて自分一人で集団復帰。罪悪感を覚えながらもあと一人にどうやって勝つかを考える。しかし、激坂前のペースアップで足を削られる。激坂に入り心臓が破れるのではないかと思いながらもあと一人が見えるまで踏み続ける。最後300mでついに背中が見え始め、猛追するがあと1秒足りず。負けた。ゴール直後はしんどすぎて何も考えられなかったが、休憩所で一息つくと、悔しくて昇格だねと言って握手してるホリと2位の奴をまともに見れなかった。表彰式までとろろご飯とスイカが振舞われたがのどを通らない。何言ったか覚えてないけど1回生になんか愚痴ってた気がする。すまん。
そして、表彰式。勝負は3本の合計タイムだから、もしかしたらと思いながら聞いていた。一般は4位から発表していたのに学連は3位から。あきらめていたけどやっぱ緊張する。で、なんと自分が呼ばれる。めちゃくちゃ嬉しい。隣に4位の森君がいたのに無意識のうちに叫んでいた。配慮が足りなかった。ごめんなさい。安心したら急に腹が減り始め、表彰台の上でとろろご飯を食べなかったことを悔やんでいた。


皆さんも驚いているようだが、私もまさかヒルクライムで昇格できるとは思わなかった。京大自転車競技部としての峠への執着心が他大のクライマー達を倒せた要因だと考えたい。
昇格は非常にうれしいが、福原とやっと同じ土俵に立てたと思ったとたんにクラス1なんかに上がりやがったので悔しい。どこかで一泡吹かせたいものである。

サポートに来ていただいたあやのさん、山田ちゃん、ありがとうございました。お二人の前でいい所を見せることができてよかったです。
牧さん、山形村に向けての練習など相談に乗ってくれてありがとうございます。おかげさまでコンディションよくレースに臨めました。
理さん、ヒート2でのアシストありがとうございます。理さんから発射するとき声もかけていただいて本当に力になりました。


私の世代は目標となる先輩方、常に自分の先を行く同期、競い合える同期が居るという贅沢な環境である。当面はこのメンバーを倒していくのをとりあえず目標とする。やはりインカレでポイントを取った某先輩を倒したい。決して雑魚雑魚言われたことを恨んでいるわけではない。