クリテリウマー育成計画中間報告

被験者ゼッケン番号:212

コース:行田総合公園周辺周回コース(2km×8)

体調:良好

レース概要:ローリングなし。一周目から七周目まで終始、追い風区間39km/h,向かい風区間34km/hほどのサイクリングペース。七周目のホームストレートでゼッケン番号201(東洋)がアタック。集団はお見合いで誰も追わず。危機感を持った212および214(同志社)が一時吸収を試みるも一人逃げは決定的に。メイン集団は10人ほどでホームストレート前のコーナーに差し掛かる。この時点で集団は218(大阪市大)が少々リード、中切れ気味で214、その後ろに212という形。ホームストレートで202(日大)がアタック。それに203(明治)が乗る形。その他の選手は対応できず。202,203は最後までせった模様だったが、最終的に203が先着。

結果:4位/32人(集団先頭から2秒遅れ)

考察:クラス3の他のレースを見たところ、1~7周目はヌルゲー、最終周のラスト1km付近の向かい風区間でアタックした選手がそのまま逃げ切り一着となるレースが続いていたため、本レースもおおむねそのようになると予想。被験者には基本的に最後まで足をためてスプリントでしっかり勝ち切る方針で、もし最終周、向かい風区間でアタックがあった場合必ず乗るように指示を出す。
 先頭スタート。クリートがうまくはまらず出遅れた模様。一周目は集団後方でインターバルに少々苦しんでいるようだった。一周目のホームストレートで集団を引く人がいなくなり一気にペースは落ちる。このタイミングで一気に順位を上げる。その流れで先頭に出てしまった模様。しばらく先頭を引いたところで要領をつかんだらしい。つまり、先頭はインターバルゼロ、追い風区間では全く足を使わなくてもある程度スピードが出て後方からの文句もない。ということで、追い風区間はひたすら先頭で走り続け、向かい風区間だけたれた顔をして二番手以降に下がり、ヌルゲーペースを作り上げる方針。最終周以外で一度アタックがあったが、被験者には気にせずブリッジをかけようとする人を待つよう指示。案の定ペースアップする選手がいたので最小限の力で後ろにつき、逃げをつぶさせる。7周めまでは予定通り。七周目のホームストレートで東洋がアタック。このアタックには誰も反応せず。被験者にレース後、なぜ乗らなかったのか尋ねたところ、次のような言い訳をしていた。つまり、うまくアタックをされ、また予想したアタックポイントよりかなり手前であったためとっさに反応できなかったらしい。ブリッジをかけるには離れすぎたところでようやく集団のペースが上がる。逃げを吸収すべきとの判断から被験者にもペースアップに加わるよう指示。しかし、逃げとの距離は思うように縮まない。これ以上足を使っても逃げは吸収できないと判断し、集団の中で一着をとる方針に切り替えさせ、集団三番手に位置どらせる。その状態でラストのホームストレート入り。ラスト200m付近で日大がアタック。このアタックに被験者は全く対応できていなかった。結局集団内で三着。全体では四着。

今後の課題:続きをご覧ください。

最後になりましたが、今回の行田での昇格のために全力でサポートしてくださった須々田さんをはじめ、僕の練習に付き合ってくださった皆さん、レース会場でサポートしてくださった皆さん、期待してくださった方々、本当にありがとうございました。今回の昇格はなりませんでしたが、着実に昇格にはちかづいていると感じております。12/10のクリテでの昇格を目指して練習していきますので、また練習に付き合っていただけると幸いです。