第23回西日本チャレンジサイクルロードレース大会〜先頭は青かった〜

エリート 12.3km×5周回 =61.5km
13位/93
1時間33分14秒

今回のレース、去年のインカレで全日本の出場権を確保しているし、当初は何を目標に走ろうか悩んでいた。先週末のはりちゅうの刺激もあり、とりあえずエリートに挑戦してみるので、ひとまず完走、できればプロの走りを見学しようと臨んだ。
スタートリストを見てみると、愛三工業シマノレーシングがブワッと。その他にも名前を聞いたことのある人がボツボツ。何なん?って思ったけど、いるものは仕方ない。<レース展開(自分が見聞きしたはずのもの)>
1周目はなかなかスピード出てたと思われる。集団は縦長で、三段坂の手前のトンネルまでハイペース。その後登りはペースが緩むが、集団がごちゃごちゃしていて動けない。前の方では5名の逃げが出来ていたらしい。
2周目。先頭ではアタックかかってたりしてたのかな?よく分からない。シマノの1名が脱落して、逃げは4人になったらしい。
3周目。三段坂の1段目終了後に愛三工業シマノレーシング、その他諸々が抜け出す。というか、後ろが付いて行けなかった。追走集団形成。
4周目。愛三工業シマノレーシングがメイン集団形成。逃げが出来ていた気がする。
5周目。愛三工業が集団をコントロールシマノレーシングの1名を吸収するも、三段坂手前で逃げ5名との差が1分5秒。逃げが最後まで逃げ切り、その後集団は三段坂の最後の坂で数名抜け出し、まちまちでゴール。<感想(こっちが個人的にメイン)>
今回の目標は上述の通り完走。スタート地点に2分前に着いている時点で、もうすでに終わっているような気もするが、まあそんなこともある。
スタート直後はいつも通り右側から踏んでみるが、みんな同じようなことを考えているから前に行けない。下りはブレーキのタイミングが掴みきれず、前と1人分くらい間が空いては入られての繰り返し。下りでものすごく順位を落とす。こういう隙を突いてくるあたり、さすがはエリートといったところだろうか。理さんが踏んでいたのはこのあたりだったかな。
三段坂で集団が横に広がったが、集団端っこから抜こうとしても、フラついている人がいたりしてなかなかに危うい。大体この辺りで危ない選手の目星はついた。
何だかすごく長く感じた1周目であった。
2周目も同様に動けない。下りでは危ない場面も多く、集団内で下ることの難しさを実感。登りで多少順位を上げておくが、依然として青い先頭は大分前。この辺りで、このままペースアップに対応出来ずグルペットで周回を消化する展開が頭をよぎり始める。登りはそんなにむちゃくちゃ速いわけではないが、まあそこそこ。
3周目には下りのブレーキのタイミングがわかってきた。下りの合間の登り返しで順位を上げて、とりあえず集団の先頭が見える位置につけておく。自分は常に先頭の動きを見ていたので、シマノが動いた時にも、周りより3秒くらい早く対応出来ていたと思う。また、それによって順当に前に行けた。
三段坂の2段目手前で、愛三工業シマノの集団先頭と、自分が付いている列の間に中切れを発見。ここは迷いなく、前を見捨てて青集団に追いつく。ここはかなり辛かったが、正直言って勝負の分かれ目だったのではなかろうか。後ろがどうなってたかは知らんけど。中国サイクルグランプリでの反省が生きた。
自分でも「お〜、すげ〜、プロに混じって走ってる。」と感動を覚えつつ、愛三工業の選手が1人でバリバリ踏んでいるのに着いて行く。周りの人もチラチラ後ろを振り返っていたが、自分は青い方々を信じて前だけを見ていた。
4周目に入る手前のホームストレートで、シマノ愛三工業が少しお見合い。へ〜、こういう感じなんか〜、と見ながらも、そこでアタックした愛三工業シマノの2人に食らいついて4周目下りに突入。少人数の上に、前2人はプロとあって、なんとまあ快適な下り。シマノの選手も特に踏む様子はなく、ちゃっかり集団が追いついてくる。三段坂はそれなりのペースで、やはり辛かったが、ギリギリ千切れない程度の強度。大体人数も絞られていたので、このまま行くんやろなって考えていた。
最終5周目は、下りから平坦にかけてかなりの距離を愛三工業の外国人選手が引く。私はその真後ろで、後ろからのとてつもない圧力を感じながら、三段坂に備えて休ませてもらう。三段坂でペース上がるのは雰囲気からして分かっていたので、後ろから来られる前に自分から横に逸れてペースアップ。当然誰もついて来ないが、ほぼ同時でシマノの選手がアタック。こちらに集団が反応し、私はシレッと集団に戻って事なきを得た。後は死ぬ気で残りの2段を登るだけ。息をフーッと吐いて、集団から千切れそうなところで何とかダンシングで堪える。でも周りの選手もしんどそうだったから、プロでも登りはしんどいんやなあ、と感じた。当たり前か笑。
逃げは決まっていたので、坂を越えた後はスプリントが待っている。はあ、厳しいな、と正直思ったが、ここまで来たんだからとアウターのままUターン。ホームストレートでスプリント合戦。あれ、意外とついていけるやんって思ったけど、ついて行くのと抜かすのとでは話が全く違う。前腿がビキビキニ攣っていて力が入らなかったが、皆さんゴール手前で緩ませていたので、何とか集団ゴール。まあ、動画を見る限り、ついて行けたと感じていたのは、アシストを終えた選手達だったのだろう。ゴール直後に蛇行運転したのは悪かった点。要改善なり。

今回は昨年10月の中国サイクルグランプリでの反省を活かせた。あの時、逃げが決まるのを見ながらも追わなかった失敗を繰り返さなかったのは良かった点。
それから、4,5周目の楽しかったことよ。ああ、集団先頭付近はこういう景色なんか、と感動していた。周りに自分より強い人しかいない状況はワクワクする。周囲は危なっかしい京大が前を走っているから警戒していただろうが笑。
プロがあれだけエントリーしている中で、自分なりに納得のいく走りができたのは自信につながった。今年の全日本は何とか完走したいものだ。
当初の目的であったプロの走りの見学には、予想をはるかに上回る時間を費やせた。何だかんだ後半はずっと青集団についていたので、色々と見えて来た。この経験は大事にしたい。
そういえば、インカレ以来久しぶりに宮崎大学の中村選手に会った。相変わらず登り速いでんなぁ、と思いつつ、コーナリングも相変わらずですな、と思いつつ。後ろを走っている時は、何となくインカレを思い出した。
あとね、やっぱりプロが踏んだらはえーわ。1人でそんなに引く!?って思ったり。力がちがう。

朝早くからサポートに来てくれた町田さん、運転してくださった先輩方&向井田、ありがとうございました。あと、応援ありがとう。非常に嬉しかったです。
今回のレースは思い出に残りそうなので、リザルトだけ貼っておく。
https://hiroshima-cf.info/wp-content/uploads/2018/03/d38f078981bb267ab2d111d0226cdf87.pdf