Tour de 熊野 準備、プロローグ

辰巳書くの早い...

みんなの目標であるツールド北海道と同じUCI2.2のレース。少しは参考になるかもしれないし、経験者0でいくと大変なことになるのでしっかりめに書いておきます。


まず、チームメイトの皆さん、いろいろお世話になりました。そして、このような機会を与えてくださった西学、大会事務局の皆様、そして大会関係者の皆様、本当にありがとうございました。

西日本学生選抜チーム メンバー
選手
181 植益   (大阪産業大学
182 源田   (同上)
183 道見   (同上)
184 浅井   (神戸大学
185 辰巳   (京都大学

監督: 井狩さん
カニック: 吉田 (大阪産業大学
サポート : 福島

目標
妥協しない。ほんで、完走してもらうことね。
普段と全く違うレースの中で、選手に普段通りに出走してもらうこと。まあ周りの選手層が全然違うので完全には無理だけど。
このままだと普段と似ているので、追加で毎日SNSでレースを振り返る。できるだけWi-Fi環境下で!


準備編 前日までにしたこと、しなかったこと

・宿
これは西学が取ってくれた。当日発なので3泊4日。新宮市中心部に3連泊。
行ってみたら自転車を置いておく用の部屋を用意してもらえていた。ありがたい!!!
・レンタカー手配
免許証の写真だけでも保険を適用してもらえるかが大事。チームカーは監督の分も忘れないこと。
車は最低2台は必要。1台はチームカー(以下、TC)で車高164㎝以下である必要がある。これはレース中集団の後ろをついていく。かなり荒い運転になってしまうから、足回りも大事だし、トラブルがあったときのことを考えると後部座席とトランクがつながっているものの方がいいよね。そのために車種指定が必要ならした方がいい。ケチるところじゃない。
もう1台はサポートカー(以下、SC)。別になんでもいいけど、人数を考えてハイエース。レース中の補給地点への先回りなどに使用。
・積み込みどうするか
大学がばらばらなので、車をどこで借りて誰が乗る、備品はどこが持っていく等、直前に修善寺、美山で忙しくなる前にさっさと決めておいた方がいい。
ライセンスは事前に集めて先に誰かが受付するか、受付で必ず1つ必要な上のユニフォームはいつ受け取るか、クーラーボックスは車に乗せるので1つは必ず中サイズ程度じゃないと狭くなる、など考慮したい。
ローラーは2〜3台で大丈夫。プロローグと3rd stageしか使わない。

・スケジュール決め
ステージレースの一番の特徴は毎日レースが続くこと。スケジュールだって毎日組まないといけない。そのしんどさはよく分かっていたので、何時に宿を出るかまで事前に決めておいた。おかげでレース期間中に睡眠時間を無駄に減らすことがなくてよかった。
・コース下見
今年はみんなの都合が合わなくて行けなかった。けど、私用で近くに行ったので1st stageのみ撮影して共有。レース中の映像ならネットにごろごろある。
・コースプロフィール作成
コースを覚えるほど試走する時間はないので、ラインレース(2nd stage)の分だけでも作っておきたい。時間があったので全ステージ作成。
・メカニック吉田との事前ミーティング
ほんとは選手、監督ともするのがいいんだろうけど…会える人と先に情報共有。主に毎日の流れについて。
・AACA長良川で平地補給を、美山でロード勘を思い出す。


Prologue  

曇りときどき雨

◆スケジュール
11:00-12:00 ライセンスコントロール @キナン研修センター
12:30-13:30 マネージャーミーティング

15:35     TTスタート      @市田川沿い
18:00-19:00 開会式         @キナン研修センター

この他に、コミッセールミーティング、TTのスターティングセレモニー、ドライバーズミーティングとかがあるけど、全て出る必要なし。時間は全てレースマニュアルの初めの方に書いてある。レース前にデータorネットで見られるし、受付時にマニュアルの本をもらえる。

◆ライセンスコントロール
○持っていくもの
・選手(と監督)のライセンス
・ユニフォーム上1枚

○もらえるもの
・1人あたり、ゼッケン4枚、安全ピン8×2本、タイラップ5本、チップとタイラップ2本。忘れたり失敗しても十分な量だけどレースによって数は違う。
・プログラム7冊、レースマニュアル7冊、お土産
・TTスタート順決めの用紙の控え
・ラジオツール(←同じ袋に返却場所を書いた紙も入ってる!)
・1st stage 用の駐車証。あんまり使わんけど。 

○その他
・ここでTTのチーム内の出走順を決められるので、事前に選手に聞いておきたい。
・今回はもう知ってはったけど、宿の場所を聞かれるのですぐに答えられるように。(→夜に紙リザルトとTCの番号シールを届けてもらえる。レースにもよるけど。)


◆マネージャーミーティング
これといって大事なことはない。出席は取られる。チーフコミッセールの国籍にもよるけど、基本英語。今年は日本語メインだった。
今年は15分で終わってしまった…
このときに、全出走者リストとTTの出走順をまとめた紙をもらう(いや、横のブースに取に行く)。

そして、今年はOS-1チャレンジなるキャンペーンがあった。
プロローグを除くレース前後に体重を測って、質問2つに答えるだけでOS-1ペットボトル3ケースと粉1箱をもらえるという素晴らしいキャンペーン。レースドクターの方が脱水状態とそうでないときの体重差を調べたいらしい。
体重計は用意してもらえ、パレードスタート地点とゴール地点で測る。サイン横に置いてあったり、ゴール後は体重計を持ってきてもらえるので特に何もすることはない。参加するならチーム全員で。このときに紙にサインして申請。


◆プロローグ
距離700mのブレーキかけたもん負けのチキンレース。完走狙いならリザルトは気にせず落車を避けてほしいと思うのがマネージャー心ですが、皆さんそうはいかないようです。
雨やと三本滑るよねっていう話してたのにね。固定のクイック考えるの忘れてた。けど、ローラー1台でもなんとかなりました。
出走の間隔は全体だと30秒、チーム内だと10分程度ある。
ゼッケンは1枚でいい。あと、プレートがつけにくかったら勝手に穴をあけても大丈夫。
30秒刻みのスタート時刻は覚えにくいから、全員分紙にまとめて車に貼っておいた。


◆開会式
正装で、とレギュレーション(マニュアルの最後の方にある、いわゆる要項。他のレースと同じく全部読んで覚えておきたいですね。)には書いてあるけど、なんでもいいと思う。写真映えだけするように、上のユニフォームを全員着ていった。

そして開会式終了後、プロローグの紙リザルトとTCの番号シールを3枚もらえる。2枚は車の前後に、1枚は予備。

◆雑感/補足
・書き損なったけど、ゼッケン番号は西学の申請書類を見ても分かるし、TTスタート順決めの用紙の控え、プログラムにも書いてある。
瞬時には覚えられないので、選手にさっさと自分の番号を覚えてもらった。
・そういえば、受付時のユニフォームチェックが一瞬で終わった。知り合いだったからかな?破れるほど見られた昨年とは大違い。
・いつもデータリザルトもとあるメールアドレスに空メールを送れば毎日送られてくるんだけど…なぜかその情報がなかった。ので、開会式のときに事務局に教えてもらった。本来なら受付でもらった紙袋のどこかしらに入っているらしい。(なかった。)

・最終日に返却するものはラジオツールとチップのみ。だからプレートに穴を開けるのも自由。
・TTのとき、自分の出走順だけでなく、一つ前の出走者もみんな誰やったっけ?ってなってたから、時間と一緒に小さく書いておいてもよかった。
・TTのときの駐車場は一部庇があるので、そこを取りたいなら一部選手に先に場所取りに行ってもらうのもあり。今回は雨だったので、ローラーを置けただけでもよかった。
・イナーメが持ってきてた簡易更衣室。縦型テントみたいなん。あれええやん。

・出場申請と宿の手配以外は、基本的に全部自分たち(選手/サポート)で準備するもんだと思った方がいい。
ほっといても誰もやってくれへんで。