4/29〜5/5、令和元年、復調、TT合宿@高折邸、TTバイク初乗り、ワイヤー交換、ゴールデンウィーク10連休

岡本さんがブログのカテゴリーを整えてくれました。自分のタグを見て自分が平成28年入学ということを再確認しました。


4/29月曜
オフ

シフトワイヤーを交換。リア変速がめっちゃ軽くなって感動。


4/30火曜
サイクリング1時間ちょい

合宿1日目。今日は軽めなので新コース開拓へと向かったが、海岸線の交通量の多さにギブアップ。


5/1水曜日
TT練習
テンポ30分(6人で)
FTP12分×2本with向井田、木田

合宿2日目。今日は中田コーチが来られて午後から練習。天気は雨。少し寒め。

30分アップしてから6人全員でテンポ30分。コースを2往復した。牽引時間は各々20秒くらいだったと思う。安井は1人ドロップハンドルだったので短め。

その後はFTP走。コースを1往復した。前のグループが岩見、新谷、安井で、後ろが4回生3人。前グループが出発して30秒経ってから後続がスタート。
往路が追い風で前もチラチラ見えていたから好き勝手に踏んでしまったのは反省。かなり序盤から向井田が辛そうで思うように差も縮まらず。前グループを抜かしてから岩見、新谷、安井も頑張ったらしく、ゴールタイムは5秒差。自分の失敗を反省すると共に、下級生3人もなかなかやりおるな、と。
FTP2本目はしっかり3人で走ることを意識。往路はかなり抑えめで走った。向かい風の復路から踏んだが、小さな登りで踏みすぎて向井田と木田を苦しめることになった。下級生グループの方では安井がかなり頑張ってついていったそう。ドロップハンドルではキツかったろうに。お疲れ様でした。

今日は反省まみれの1日だった。TTポジションで乗ったのが初めてだったから、力の調整もできないし、キレイに並べないから後ろで休めないし。とりあえず、全体の反省としては直進、休み方、ターンの3つ。ポジションが煮詰まっていないのも問題だが、今日時点では仕方ない。
個人の反省としてはペース変動。ロードバイクならかなり抑えられるようになってきたのだが、TTバイクとなるとそうはいかず。なんか振り出しに戻ったみたい…。あとは自転車の整備。これ大事。特にTTバイクでは。


夜に宿で中田コーチによる講演を受けた。印象に残った点を列挙してみる。
1.バックに踏んでいることについて
2.選手の力について
3.TTポジションについて
4.ロードレースでのスキル面について
5.練習の振り返り

1がかなり衝撃的な内容だった。同じパワーで踏んでもパワー値に差が出るというお話。どうしてそんなことになるかというと、踏んでいる足と逆の足を持ち上げることで力が相殺されていて、その度合いによって表示されるパワー値が変わるから。例えば、右足が3時くらいで踏み込んでいる時に左足は9時にある。たとえ右足で330wの力を出していても左足を持ち上げるのに30w使ったら表示されるのは300w。右足で300wの力を出して左足で一切相殺しなければそのまま表示は300w。ちなみに初心者ならば出力の30%、上級者ならば10%程度はバックで相殺されているのだそう。この前アワーレコードを更新したカンペナールツは1%程しか相殺していないらしい。パネェ〜。

2について。選手の力を表す図としては、中心に正三角形の「モチベーション」が位置し、その3辺それぞれを底辺として三角形が描かれている。その3つの三角形はそれぞれ、「精神的強さ」「身体的強さ」……、あと1つは忘れた笑。まあとりあえず、モチベーションが核となるってこと。モチベーションない奴は何してもダメってことでもあるね。

3は今のトレンドについて。ひと昔前のTTポジションではDHバーが地面と平行に近かったわけだが、これがどんどん上向きになっているそう。これは胴体への風の巻き込みを少なくするためなんだって。これを自分のポジションにも取り入れてみたが、空気抵抗云々は正直分からない。けれども、パワーは出やすくなった。出やすく、というよりも出しやすくなったのか。ただ、手が視界に占める割合が高くなって少し危険かもしれないね。あくまでも個人の感想だが。

4について。これはめっちゃ参考になった。いや、もちろん他のも参考になったのだが、今本当に知りたかったことがドンピシャで知れた喜び。
まずは前の人とタイヤをハスっても転ばない練習。タイヤをハスると基本的に後ろの人が落車する。これを避ける基本は素早くタイヤを離すこと。そのためには当たっている側と反対側にハンドルを切るのが重要らしい。そしてそのために、ハスっている側と逆側を「見る」のが効果的。自転車は見ている方向に進むからね。低速域で練習しておくのが効果的だそう。自分にも役立つし、これからの新入生にも教えるべきことだと感じた。
それからレース中に肘をぶつける方法。レース中は無理やり肘をぶつけてくる選手もいるが、皆それなりに意図を持って行動している。そのコミュニケーションに慣れておこうというお話。チームメイトと行うのは良い方法だそう。また、これが低速域でできるくらいのバイクコントロールも必要だよね。
あと動画で見せて頂いたのは、ゴーストペダリングと片手片足ペダリング、片手ダンシングの動画。ゴーストペダリングは綺麗な円運動をするための練習だと思う。あとの2つはバランス感覚のウエイトが大きいのだろうな。ちなみに私は宮澤崇史さんの本を読んでからずっと練習してきたので、どちらの手でも片手ダンシングができる。ちょっとした自慢。これができるってことはちゃんとペダルに体重をかけられているってこと。就活スーツを着て鞄片手にクロスバイクでダンシングはよくやるよね。

最後は練習の振り返り。後ろや横から走っている姿を見られるのは新鮮。各々の姿勢や隊列の乱れ、ペダリングなど様々なものが見える。これで頭の高さや目線などの修正点を指摘していただいた。



5/2木曜日
午前:2時間ライド、テンポ10分×2
午後:TTT練SST25分×2

合宿3日目。本日は2部練。天気は晴れで気温高め。今日は高折先生と中田コーチに加え荒瀬さんまで来て頂いた。黒のポルシェとBMWをサポートカーに練習した。お忙しい中ありがとうございました。充実した練習を行えました。

午前は宮津方面の周回コースでロード練習。基本的にエンデュランスでグループは3人ずつ。私は向井田、安井とともに。
海岸沿いをローテを組んで走り、10分ほどの峠まで。そこからは6人で隊列を組んで練習。2列で並んでテンポ走。3分ごとに先頭交代で、交代時は前の2人が左右それぞれに別れて後ろに付く。隊列は出来るだけ小さくなるように左右前後の間隔は詰めるようにした。左右に関しては前日の講演で聞いた肘での会話を行なったり。新谷と木田は特にコミュニケーションが盛んだった。
中田コーチに動画を撮って頂いたが、1周目よりも2周目の方が断然よくなっていた。このローテの難しいところは、登りのテンポという低速域で直進を維持するところ。レースではかなりシビアに求められるスキルの1つではあるが、なかなか難しい。平地とかなら何となく出来るのだが、登りとなるとスキル面がもろに出る。でも動画を見返すとかなりロード練習っぽくなっていてよかったな。これはこれからの練習にも取り入れていきましょう!
あと、下りはチェーンローテの練習を行った。これは岡本さんが昔から言っていたから何となく勝手は分かっていた。ペースの乱れなどはもちろんあったが、中田コーチから上達が早いと褒めて頂いたのは素直に嬉しかった。これも深見からの帰り道で練習できそうやね。


午後はTTT練。SST1本目は昨日と同じグループ分け。私は向井田、木田とともに。前のグループとは1分差でスタート。
今日意識したのは、とにかく真っ直ぐ走ることと他のメンバーを思いやることの2つ。昨日に比べ気温が高くて走りやすく、ペースについてはかなり改善できた。速度的にこんなもんかなーって思ったら大体370wくらいで踏めていて、昨日死にかけていた向井田も気持ちよく走れているように見えた。木田は練習前から少し疲労の色が出ていたので、まあまあまあ。コーチ曰く、昨日のデータからすると今日は下級生チームに追いつかない予定だったらしいが、最後の方で追いついた。こっちがうまく回っていたのもあるし、安井が疲労困憊で下級生チームはほとんど新谷と岩見で回していたのもあるらしい。そうだとしたら新谷と岩見はよく頑張っていたし、つくだけにしても1人だけドロップハンドルの安井もよく頑張った。
SST2本目は5人で。安井は疲労困憊により付き位置。
いや〜、全員に疲労が出ていましたね。顔からしてもよく分かるレベル。本来なら5人の方がはやいはずだが、1本目の上回生チームの方がペースは速かった。まあ仕方ないよね。木田はしんどい時にかなり先頭でフラつくので気をつけましょう。私は本気のTTポジションの時にフラつきがち。
SST2本の後はターンの練習。ターンのポイントとしては、しっかり減速して加速しながらコーナーを抜けること。私個人の反省を書くと、上半身が起きすぎているのがダメ。もっと頭を低くして重心を下げ、上半身と地面が平行になるくらいで曲がったらいいそう。あとは左車線で曲がり切ってコーン目がけて車体を倒す感じですかね。これから練習あるのみ。これで2秒くらい変わるのは大きい。ちなみに、6人の中で1番上手なのは安井というね。来年はTT頑張ってね。



5/3金曜日
サイクリング

合宿4日目。天候は晴れ。めっちゃ気持ちいい天気。

今日はオフ。TTT練のコースを1往復して帰ってきた。200wを超えないように抑えた。

そして、今日は高折先生のマウンテンバイクで遊ばせていただいた。フォーク部分にサスペンションが入っていて、バインッバインッてなる。楽しくて仕方ない。
とりあえず海岸沿いを走って、そのあとは砂浜へ。砂浜を走るのが、まー難しいんだわ。タイヤを取られて止まっちゃうんよ。やってて気付いたが、これを回避するには重心の位置とペダリングのスムーズさが肝要。最後の方は何とか砂浜も走れた。めっちゃしんどかったが。今日の練習の意味よ笑。
そしてそのあとに、アレをやっちゃいましたね。だってサスペンションのおかげで前輪が跳ねるんですもの。…そう、ウィリーの練習しなけりゃ男が廃るってもんですわ。
最初は前輪を持ち上げるだけだったが、ふと気づいてしまったね。漕げばいいんだ!と。そしたらほんの3、4漕ぎだけど、できちゃった‼︎嘘やと思うやん?向井田が見ててくれたから聞いてみて。いや〜気持ちよかったね。そしてそれ以上に怖かったね。
今度は自分のクロスバイクでやってみようと思った次第。けれど、今日マウンテンバイクで遊んでいてスネも打ったし、怪我したら大変な時期なので、とりあえず全日本が終わるまではお預け。そのうちロードバイクでもできるようになりたいな〜。てか、マウンテンバイク楽しかったな。社会人になったらマウンテンバイクをしようと思った。


本日で合宿は終了。全体の感触としては結構良いと思う。個人の力も上がってきているし、ローテの技術も着実に向上している。今回の合宿で特に感じたのは後輩たちの成長。新谷は前はもっとへちょかった、というか粘りがなかった。それが最近ではほとんど千切れない。簡単に諦めなくなったのかも。もともと走るのが上手ってのもあるだろうし、力もついてきているのだろうなと感じた。
岩見はタイでかなり弱体化して、これはダメかなーなんて思っていたが、今回の合宿ではかなり走れていた。特に下級生3人のローテの時に頑張っていたんだろうと想像される。一緒に走るぶんには、先頭交代の時のペース変動の少なさや安定感が素晴らしい。それから、思ったことをそのまま言えるってのも良いところ。それもそれなりに周りに気を遣いながら。TT練習についてもそうだし、人の走りをよく見ている。あとは体格に見合った盤石感がもっと欲しいね。
安井は相変わらずのガッツ。1番眼を見張るのは後ろに付くうまさ。さすが小浜で上回生に引きずり回されただけのことはある。ターンの上手さも意外だったし、ローテの先頭に出た時も踏めるようになってきている。来年に期待。
安井は今年のTTTにエントリーしていないが、しっかりメンバーが揃いつつあるのが現状。本番のメンバーはまだ決まっていない。今後2週間ほどの練習はマジでキツイと思うけど、怪我と病気に気を付けて頑張っていきましょう。
宿を提供してくださった高折先生をはじめ、お忙しい中来ていただいた中田コーチ、荒瀬さんありがとうございました。これから最後の追い込みを経て、本番は全力を尽くしてきます。



5/4土曜日
全体練習@江文峠withゆーたろーさん、向井田、辰巳、山本、安井、新谷、みうら、わたなべ、れんたろー

1回生の漢字がまだ分かりません…。

今日は明日に備えてオフ日。1回生と一緒に江文峠まで。みうらとわたなべは初めてのクリートだから立ちゴケするかと思っていたが、私が見ている間にはなかった。みんなは持越の方へ行ったが、私は練習予定の関係で江文峠で帰ってきた。小一時間走っただけだが、1回生についての印象を少しだけ。
わたなべ: パワーがあってよろしい。いかにもサッカー部って感じ。垂れることに対して臆病な気がするので、1度死ぬ程もがいてほしい。
みうら: Raphaを身につけていて羨ましい限り。親御さんが自転車に乗られているらしい。初心者にしてはペダリングが綺麗。ウエイトでの肉体改造に期待。
れんたろー: 言わずと知れた岡本さんの弟。赤クリートを使っているあたり、ロードには慣れているよう。脚が白い。ダンシング時のバイクの振りが力強い。

まあ、3人ともこれから頑張っていきましょう。目指せ白馬昇格!



5/5日曜日
小浜with中山

WU:エンデュランス60分
MS1:SST20分×2本
MS2:エンデュランス120分(バースト10本)
MS3:VO2maxインターバル(30秒200%(max300%)→3分100〜110%→10秒200%)×8本、レスト5分


子どもの日。天気は晴れ。
小浜で1日を終わらせたくなかったので7時京見集合。実際には7:12に着いたが。前日連絡がなかったので1人だと思っていたら中山がいた。意外。
サンダイコー越えるくらいまではアップ。中山がよく牽引してくれて楽できた。
五本松のデパートからSST開始。20分で深見トンネル途中まで。意外と短いですなー。今日は結構調子が良いみたいで自然と300w超えた。平均305w。良きかな。
美山でトイレ休憩をすませて、九鬼が坂を越えてからの平地でSST2本目。堀越終わるくらいまで。車も少なく快適に踏めてこちらもいい感じ。平均306w。今日は後ろめに座るとパワーが出る日。
堀越を越えてからエンデュランス120分。12分に1度、発作を起こしたかのようにバースト発射。フレッシュバザールの時点で36分。中山は今週3回目の小浜らしく、ここから朽木超えるまで全引きエンデュランス
と、ここまではあくまでも前菜で、この後のメインディッシュを美味しく頂くためのもの。
メインのインターバルについて、コーチからは「できれば3分レストで」と言われていたが、初めてのメニューだったので5分レストで。見れば分かるが、はじめの30秒のmaxが300%ってのは私で言えば約1000wなわけで、ほぼ全力スプリント笑。FTPとメニューには書きながら、指定パワーは349w。これは私の20分ベストのパワー。で、最後はダッシュと。3本目よりも10%以上パワーが落ちた時点で練習の意味がなくなるのでおしまい。
3分42秒、397w、max906w
3分43秒、404w、max894w
3分42秒、402w、max835w
3分43秒、391w、max951w
3分46秒、387w、max751w
3分42秒、365w、max666w(→終了)
最初は朽木から花折の間で行ったが、トンネルの中が非常に危なくて(特に最期の10秒が重なった時)、花折の方へ移動したため4本目と5本目のレストは12分になった。

中山はつきいちで、最期の10秒にまくってくるという形。私としてはラスト10秒に目標物ができるのでありがたかった。
たしか1本目の時点でヤバかったはず。絶対に8本は無理だと悟ったねー。4本目のmaxが上がっているのは他のライダーの列を抜かしたから。やっぱり自転車選手たるもの、相手を抜かす時は速くカッコよく抜かしたいもの。平均が落ちているから抜かした後にゼーハー言ってる訳だが笑。
5本目と6本目は花折で行った。もう辛すぎて意味わからないからダンシングで押し切ったが、5本目が意外と高くて絶望する自分笑。10%以上パワーが落ちたら終了ってメニューだと、低いパワーで楽したい自分と強くなるために苦しみたい自分のせめぎ合いが起きる。私の場合は前者が表面的なもので本質的には後者のタイプなので、死ぬまでもがく訳。苦しむのが好きとは言わんが、その先にリターンがあるなら頑張れる派。
6本目は全身の力を絞りきった。最期の10秒なんて腕まで使って踏みましたね。後ろの車は恐ろしかったろうに…。

ヘトヘトで帰路に着いたが、今日は大原の方でお祭りがあったみたいで、まさかのお祭りストップに引っかかった。最初はイライラしたが、花園橋の方で2度目に止められた時は他の自転車乗りもいて、動画を撮ったりして楽しんできた。私はこの時期に御神輿を担ぐのは珍しいように思うのですが、京都ではこんなもんなんですかね。


ps.今日のインターバルはヨーロッパレースを意識したものらしい。登り口の位置取り、体力を温存しながらの高強度、下りに入る手前でのダッシュ。ヨーロッパレースでは登り口が1列になることが多く、下りは凄まじいスピードだから後ろだと千切れてしまうらしい。別次元ですね。


今週は自転車漬けの1週間だった。TTTについては合宿で良い感触を得たので、来週以降ちゃんとメンバーで集まってさらなる能力向上を図りたいところ。
今のところロード練習もキッツイメニューをこなせているので、個人ロードも結構いけそうな気がしている。とりあえず今の所は。本気で北海道を狙うとなると個人ロードの完走者3人それぞれに役割が出てくる。その辺は他の選手もわかっていると思う。頑張っていきましょう。
来週は全体的にオフが多い。休めるときにしっかり休んでおこう。