夏合宿週間

春合宿の時にも感じたが、自転車のことだけ考えていたらいい時間って本当に楽しい。けれど、この時間は多大なる犠牲の上に成り立つ有限のものである。大事にしないとね。

8/6月曜日 63.3-61.3
十照皇寺

夏合宿初日。
初日だけど実は合宿のメインイベント。全体練習でも3周しかしない(できない)コースを10周するという素晴らしいメニュー。ホンマこの練習考えた人天才やわ!
…褒めてないで。

常照皇寺に行くには、とりあえず京見を通過しないといけない。別にもがきたくはなかったのだが、向井田がなんとも言えないペーシングをするので、中途半端に上げる。タイムは10分02秒。なんとも言えない…。
栗尾経由で弓槻は回避して、サンダイコーを右折。リアルスタートは常照皇寺の補給地点という名目。
常照皇寺周回のペースは基本ヌルヌル。今回は5周、できれば7周まではまとまっていこうという全体方針だったので、全然ペースは上がらない。脚の温存に注力する時間が過ぎる。
6周目あたりで向井田が1人で逃げ始め、集団が追う構図。信号があるからなかなか思い通りに追いつかない。
向井田をキャッチしたのは9周目井戸峠手前。この時の集団は牧さん、向井田、辰巳、自分の4人。
その後、井戸峠の斜度がキツくなる所から思いっきりアタックして3人を引き離してラスト周回突入。向井田は1人で走っていたからもう体力がないだろうし、牧さんと辰巳も向井田を追う時に引く時間が短くなってきていたから、それなりにいけそうな気がしていた。自分の中では登りの井戸峠まで逃げ切れたら勝てるだろうという算段。
狭間峠をそこそこもがいて越え、平地を踏むのだが、時々後ろを見ると、なんか人数が多い。ゴルフ場前で捕まった時には、それまでいなかった同志社の大西さんが集団を牽引している。パンク修理をしていたらしい。これははっきり言って予想外。
さらにあとで聞いた話では新谷もいて、その2人が主に牽引していたと。そりゃ勝てねーわ。
あとは井戸峠を駆け上がっていく辰巳と大西さんを見送ってゴール。

補給地点で散々休ませてもらったあと、岡本さん、大西さん、辰巳と共に栗尾へ。予想通り岡本さんが踏み始め、これに食らいつく。
栗尾は最初の斜度がキツイ所が苦手なので、そこまでは岡本さんの後ろで耐久。平坦基調になってからもしばらく後ろにいたが、少しペースを上げて前に出る。ゴール手前で抜いたり抜かれたりして、なけなしの脚でスプリント。栗尾で岡本さんとやり合ったのめっちゃ久しぶり。
そのまま2人で京見まで移動し、裏京見も岡本さんはやはり踏む。こちらは本当にしんどかったから、序盤〜中盤にかけて後ろにべったりつかせてもらう。最後の方に前に出て、最後の力を振り絞る。

辰巳に常照皇寺で負けたのはショックだったけど、練習としては非常に良かったから、まあ良いでしょう。来年はもっと序盤から千切っていった方がいいかな。まあ、来年自転車やってるか分からんけど。
サポートに来てくれた山田ちゃん、ホリ、町田さん、谷山、鈴木さん、ありがとうございました。何だかんだ言って、サポート陣の「頑張れ」とか「ファイト!」とかが補給より何より1番元気になります。インカレもよろしくお願いします。

8/7火曜62.1-60.5
今津

去年の十照皇寺はメカトラで1周目に千切れ、1人でひたすら前を追い続けたので死ぬほどしんどかった。それに比べて今年はほとんど複数人で走っていたから、身体的ダメージは去年よりかなりマシ。去年は全くもがけなかった栗尾と裏京見をもがけたのは、そういった要因もあったのだと思う。

今日はみなさんお疲れ模様。
全体的にあまりもがく雰囲気はなかったが、一応夏合宿なので、途中はアップ程度にもがいておく。
そのあとの花折は最初から大西さん、岡本さんしかいない。岡本さんは千切れてしまい、大西さんともがいて観月あたりでアタック。今日はなかなか調子がいい。
朽木までの下りはピャーッと行って、ローソンで休憩。休憩後は登り始めから山本さん峠手前までもがき。木田と大西さんをアタックで引き千切る。
朽木から今津に行くのは本当に久方ぶりで、道がめっちゃ懐かしかった。
TT練の直線は岡本さん、大西さん、辰巳、酒井と共に行くが、強度は全然上がらない。人の後ろではLSD
もう一度ローソンで休憩して、途中の方へ帰る。
平和堂から集団で登って、T字路を右折してからお決まりのもがきあい。まずは向井田がキツイペースアップをかまし、大西さんが先頭に出た時にもう一段階ペースアップ。そのまま花折との分かれ道を左折。牧さんが先頭交代を要求したタイミングで大西さんがアタック。これについていって、そのまま大西さんもパスしてゴール。
この後、昨日未遂に終わった逃げ切りをはかる。そのまま途中を下って個人TT。後ろを見た限り誰もいなかったけど、誰かいましたか?

昨日の練習が良い刺激になって、今日は調子が良かった。夏合宿もあとは小浜と美山佐々里だけ。もがき倒していこう。

8/8水曜日62.7
オフ

今日は新谷のお誕生日らしい。20歳ですって。おめでとう。
8時花園橋集合で大原へ。
今日のメニューは主に川の中の石を動かす体幹レーニング。サワガニは見つけ次第補給食として確保。
何だかんだ2時間くらい川に浸って日に焼けた。油断して日焼け止めを塗らなかったのは失敗。
帰りにドレッシング専門店(?)、柴漬けのお店に立ち寄って試食補給。個人的にはごぼうの漬物が1番香り高くて美味しかった。

8/9木曜63.5
京見〜弓槻〜深見〜深見〜井戸峠〜花背

休息日明けの練習。体重はちゃっかり初日と同じに戻った。
6:30京見麓集合。予定では今日のコースは小浜だったので、あまり踏みすぎないように9分30秒を目指す。でも、今朝は体が起きていないのか、それとも睡眠不足なのか、はたまた疲労が溜まっているのか、全然心拍数が上がらない。160bpmを超える気配を感じないので踏みやめる。10分03秒。
笠トンまでの移動もなんだかしんどい。
トンネルを抜けて交差点左折するところで向井田が落車。安井も危なそうだったので、一緒に帰京するように指示。
弓槻は立命の嶋田をまくるような形でもがく。どうやら身体が起き始めたようで心拍数も上がり始める。それでもいつもよりは反応が鈍い。
大人数で深見へ移動。登り口からしばらくして木田がアタックし、遅れて牧さんと大西さんが反応。自分はしばらく辰巳に前を牽引してもらってアタックのような形で一気にブリッジ。
ブリッジした後は先頭も人数を減らしていって、最後に牧さんが遅れていく形でゴール。

雨が止まないようなので、高折先生の助言もあって小浜を明日にまわすことにする。今日はサッサと帰ろうということで深見へ。
深見は特に誰ももがかず、慎重に下ってから井戸峠へ。
井戸峠を下ってからみんなで酒井を待つ。なかなか来ず、案の定井戸峠の下りで落車していたみたい。
裏花背までは大人数で移動。
裏花背では、ホイールに挟まった小枝を取り除いている間に前で大西さんがアタック。そこに牧さんが付いていって2人逃げ。追う辰巳に追いついてから2人で追走をかける。
道が綺麗になる所で追いつきそうになると、牧さんが前で単独アタック。これを大西さん、辰巳と共に追う。大西さんがもう一度牧さんに合流し、遅れて自分も合流。そこからもう一段階アタックして先行させて頂く。

今日は京見からずっと雨だったのが予想外であった。向井田と酒井が落車したが、深見などでは全体的に集中力が欠け始めている雰囲気もあったので、今日小浜に行かなかったのは正解だったのだろう。堀越なんかで落車したら、もっと大ごとになっていただろう。
去年たくさんいた2回生が辰巳1人になって、1回生からしてみたらちょうど良い相手がいないのが今の部の現状。新谷はいいとして、酒井と安井は今が1番しんどいところだろうか。よく頑張っているとは思うが。

8/10金曜日63.4kg41bpm
神楽坂経由小浜

遂に夏合宿も最終日。別に早いとは思わないけど。

昨日の落車で向井田と酒井はDNS
今日は昨日以上に体の反応が鈍いので、京見は最初から岡本さんについていく。最後は牧さんと少しだけバチバチやってゴール。タイムは測り忘れていたけど、10分は切っていないと思う。とりあえず心拍数が上がらなくて、160bpmを超える気配がない。原因は疲労だろうけど。
弓槻までの移動は難なくこなしたが、弓槻がしんどいのなんのって。めずらしく岡本さんが早掛けし、それを最後に捲る形。ここは一応180bpmくらいまで上がるんだけど、しんどさと対応してないだよねー。こういう時にパワーがあればと思う。
弓槻の下りで新谷が落車し、なぜか知らぬが大西さん、中山、辰巳が新谷と同じく弓槻で引き返していった。残ったメンバーは岡本さん、牧さん、木田、自分の4人。結局こういうメンツになるんやね。
4人で小浜に行くとなると、全体的にLSDになることは容易に想像できる。だが、LSDは夏合宿の趣旨に反するので、何とか強度を下げまいと奮闘することになった。
九鬼が坂は回避したいということで一致したので、北桑田〜神楽坂から周回コースを逆走して小浜へ向かう。北桑田と神楽坂は上げたつもり。全然心拍数は上がっていないけど。
昨日は雨だったから小浜を今日に先送りにしたのに、今日は堀越手前で雨が降り出す。堀越峠あたりは本降りで、結局雨なんかい!となるわけよ。
峠自体は自分と牧さんで回した。ペースは遅くはないけど特別速くもないくらい。
雨の堀越の下りは非常に危険だったので、このメンバーで良かったとも思ったり。
堀越を越えてからは、木田がつきいちになったり岡本さんが長く引くかと思えば短かったり。
雨でびしょ濡れだったので、クーラーの効いたフレッシュバザールの店内は寒かった。パスコのカンパーニュとベビーチーズで補給。
美山から結構引いたのと休憩をしっかりとったのとで、休憩後は全く身体が動かない。岡本さんは「眠い。意識飛びそうや」とか言い始め、「コケるんやったら1人でコケてな」って返したり。とりあえずみんなしばらくは踏めない状態。
熊川宿を越えてからトンネル手前の登りで牧さんがペースアップ。岡本さんが千切れ、山本峠手前で木田がちぎれる。ここで牧さんとバチバチやれば他の2人を置いてけぼりにできたのだが、いらぬ情けをかけてしまったか。まあ、牧さんはそんなに人を千切たがらないしね。
ダラダラ山本峠を登り、慎重に下っていたら木田が復帰。
朽木までの下り区間で木田に意地悪をしたが、流石に千切れなかった。下りで千切るのは難しいな。
朽木で休憩して、4人揃ってから花折へ。
疲労困憊もあり、ペースは上がらないが、楽ではない。花折の看板手前でアタックをかけて先行。
実はここ4回くらい1人で朽木に行った時に、夏合宿の小浜の日に向井田と辰巳にトドメを刺すためにアタックのイメージを思い描いていた。位置取り、仕掛けるポイントなど。ところがどっこい、今日は2人ともいないというね。仕方ないから3人相手にかましました。
裏途中は岡本さんと一緒に登る。しんどかったから、岡本さんがダンシングをやめてシッティングに移行するタイミングを狙い撃ちしてアタック。定番すぎる。いやぁ、しんどかった。


とりあえず夏合宿は終わりました。夏合宿は本来、全ての峠を全力でもがき、仲間を仲間とも思わずに容赦なく千切るものだと教わってきました。けれど、今年は特に後半がイマイチ出し切れなかったように思います。
ただまあ、今年は去年と違って一応全日程をこなせたわけで、その点は良かったところだと思います。最終日は4人でしたが。
後半の2日間、全く心拍数が上がらなかったことに関しては、やはり疲労が大きかったのでしょう。普段なら、ここまで心拍数が上がらなければ即座に練習を切り上げるところですが、夏合宿ということで無視してやり通しました。これが良かったのかどうなのかはまだ分からないけれど、経験上回復には3.4日くらいしかかからないだろうから良かったのだと思います。
とりあえず、明日のAACAでしっかり締めてこようと思います。

8/11土曜63.6kg
AACA

1-3はまさかの2位。1位を取るって難しいのね…。
1-1は1/20でDNF。しんどいとかそんな次元はとうに超えていた。

概して、来た意味のなかった遠征であった。金の無駄遣い。

8/12日曜日
オフ

急遽予定を変更して本日帰省。
輪行は人様に迷惑をかけるから始発で帰省。はあ