中国サイクルグランプリ

12.3㎞×5=61.5㎞
結果 34/50位

 3か月ぶりのロードレース。久しぶりなので結構楽しみではあったが、高強度の練習と降り・集団走行の練習という位置づけで臨んだので、調子を合わせるために練習量をがっつり落とすということはしなかった。結果的にこれはあまり良くなかったかもしれない。また、例のごとく夜遅くまでバイトで、睡眠時間が4.5時間と短かった。本当は土曜日はバイトしたくないのだがしないと死んじゃうのでしゃーなしで働いている。大事なレースの時は休みをもらいたいところだ。

 1周目。集団の右後ろからスタート。最初の左カーブで集団が左によるところでささっと前に出て、いつも通り前に陣取って降った。今回は実走で降りで攻める練習をしていたためか、多少はマシに降れた気がする。前から5人目くらいで登りに突入した。
 で、一発目の登り返しで800Wを超えるパワーを20秒近く出している。あまりはっきり覚えていないが、確か大町健斗選手が登り返しでアタックしたのを追いかけたためだと思う。結局一発目の登りで1分537W出していて、貴重な銃弾を一発撃ってしまったようだ。そのあとの、緩やかな登り区間では割と安定したパワーを出していて、3分311W程度。普段なら問題ないレベルのパワーだが、ムダ撃ちした直後で結構きつかったように思う。
 次、三段坂の入り口の登り返しで、再び大町健斗がアタック。ここからは5分くらいの登りなのでわざわざガツンと追わなくても淡々と踏んでおけばそれで良かったが、またムダ脚を使ってしまった。三段坂は5分7秒で374Wだった。これくらいの出力なら練習でも普通に4,5本こなしているので、問題はないはずだ。しかしペースの上下が激しく、NP384Wくらいになっていた。最後、頂上が見えてきたところで、大町健斗が再びペースアップ。ここから先は降りなので、集団の圧力江つぶせるから、わざわざ追う必要がなかったのに、またつられてペースアップをしてしまった。降りに入って、やっぱり集団は一つになった。
 スタートゴール周辺の登りでまたペースアップ。なぜか京大勢が先頭集団を形成。ほんまにこれはいらんペースアップだった。15秒で756W。タバタを超える素晴らしいパワーを、何故こんなところで使ってしまうのか。ここの登りではトータルで1分473Wをだしていた。

 2周目。降りを終えた後の登りで、また大町健斗がペースアップ(といっても登り返しでちょっと踏んだだけであって、アタックというアタックでもなかったと思う)。ここで千切れた。このとき2分12秒で318Wだった。今思うと、別に千切れるようなパワーは出ていなかったし、根性が足りなかった。

<反省点>
 明らかにムダ弾を撃ち過ぎである。無駄なペースアップを列挙してみる。岡本がチェックに行けなかったというけれれど、結果論かもしれないが、行かなかった方が良かったと思う。
①800W・20秒を登り返しで。最終的に1分537W。
②545W・20秒を三段坂の二段目で。何があったかは覚えていないが、イーブンペースで登っても問題なかったはず。
③509W・23秒を三段坂の三段目の入りで。
④481W・27秒を三段坂終了直前で。大町健斗ペースアップ。集団に潜んでいれば降りで勝手に追いついていたから絶対に要らなかった。
⑤724W・20秒をスタート地点の登りにて。逃げるわけでもないのに…。最終的に1分481Wだした。

 タバタをやっているときでも出ないようなパワーをポンポン出していることが分かった。アホすぎる。タバタと違ってインターバルが長いとはいえ明らかにやり過ぎだ。ペースアップを見ると、あせって反応してしまう。冷静さをあまりに欠いている。大町健斗に過剰に反応し過ぎた。前にいよう前にいようという意識が強すぎて、前にいること自体が目的化していた。前にいる意味は、①落車を避けるため②決定的な動きを見逃さないため③位置を下げながらゆっくりと省エネで登るため、と三つあるはず。レースを有利に運ぶために前にいるのであり、前にいるために動き回るのは目的と手段が完全に逆転している。レース中に余裕がなくなると、こういうわけわからんことをやってしまう。

 加えて、ムダ弾を撃ち過ぎているにしても、弱かった。西チャレ前の方がはるかに強かったと思う。ようやく乗れるようになって練習量が増えて、疲労がたまったのもある。しかし最大の原因は、6月中旬から乗れなくなってしまって、9月に全然乗れなくなって、弱ってしまったということだと思う。3歩進んで2歩下がるという感じでもどかしいが、泣き言を言ってもしょうがないので、やるべきことを粛々とこなしていこう。

 ところで、私のNPは19分で361Wだった。花脊での最高記録と大体一緒くらい。個人的にはNPてなんやかんや正確な気がする。TT系の脚質には使いやすいってことか?