中国サイクルグランプリ

中国サイクルグランプリ

10/8日曜

エリートクラス、12.3km×6周回
出走37人、5位

お馴染みの広島のコース。朝6時に集合して10時半くらいに現地入り。27度で意外と気温が高く、入念に水分補給しておいた。1回生が出場したエキスパートクラスを見ながら、固定ローラーでアップ。今日のレースは最初から踏む予定だったので、20分じっくり体を温めて30秒もがきを3本。

それほど出走者数が多く無かったから、スタート位置は前から1列目の右端でなかなか良かった。最初はお決まりのアタックで前に出て、先頭付近で下りに入る。今回はマークしていた3名の選手に徹底的に着く作戦。マークしていた選手が1周目の登り返しなどでちょくちょくペースをあげて、楽ではない感じ。ただ、本気の逃げの雰囲気は無かったから、距離を置いたりして凌いだ。
2周目の、1度下った後の登り返しでガツンとアタックが来る。見えていたし、ギリギリ反応できない距離でもなかったが、迷い「とか」が生じて、結局乗らず。マークしていた選手のうち、2人とプラスでもう1人の3人が行ってしまった。この逃げにはツールド沖縄に合わせて調整しているバリバリの人がいて、じわじわと差が広がる。後から聞いた話では、ほとんど1人が引いていたとか。集団も逃げに追いつこうという感じがなく、岡本さんも、「逃げには絶対追いつかない」とおっしゃっていて、レース序盤にして後続集団の中で勝つ方へ考えがシフトした。

3周目は、集団の前の方でちょこちょこ動いてみるが、集団も落ち着いてしまって、どうしようもない。
4周目に岡本さん、牧さん、向井田が登り返しで集団から抜けようとしたので、集団後方から慌てて追いつく。しかし、これも岡本さんが早々に消え、同じチームの3人なのにリズムも合わず、あえなく集団に吸収される。この後に当初必要ないと考えていた補給。ボトル2本で十分だと思っていたが、結局3本使った。
5周目から最終周の6周目はひたすらに省エネ。腰が張っていたので、ストレッチも織り交ぜつつ。5周目あたりで、牧さんには自分は最後のスパートで行くことを伝えておいた。6周目の2個目の上り付近で、牧さんが単独アタック。ゴールまでには集団で追いつくと考えて、これは見逃す。集団内はみんなラストのホームストレートを狙っていたので、先頭交代を要求しても拒否される。それなら仕方ないと、抑えめでホームストレート前のヘアピンまで先頭で引いて、コーナーの立ち上がりで一気にアタック。これで集団とはサヨナラして、あとはフルスプリントで牧さんを追いかけた。しかしあと一歩届かず。逃げ切った牧さんが強かった。

今回のレース、正直言って、逃げに乗れなかった時点で終わっていた。逃げた人との力の差が大きすぎたからだ。逃げが決まってからは、力が余っていたのでちょこちょこ動いてみたが、協調の難しさを実感。踏みすぎたら周りを千切ってしまうし、遅すぎたら集団に追いつかれるし。自分が長く引いてあげようと思うほどのメンバーも集まらないし。これはタイミングの問題かもしれない。
チーム内でのコミュニケーションも難しい。特に向井田には色々といった気がするが、レース後に話すと、まるで伝わっていなかった。それから、牧さんは後続集団の中で「京大」が一位をとることを考えていたらしいが、私は「自分」が集団で一位になろうとして、最後に牧さんを刺しにいった。インカレまでにはロードがチーム戦だという考えをしっかりと持たなければいけない、なんてことも考えたり。

3月の西チャレで、アタックの失敗をして全日本の出場権を逃したイメージが残っていたのも問題だった。あの時アタックに乗っていれば、もう少し早く集団から抜けていれば…、こんな後悔の残る試合だった。大体、ホビーレースで消極的になってどないすんねんって話だ。来シーズンの課題かもしれない。

集団内の人の余力を見る力も足りない。ペダリング、フォーム、息遣い、雰囲気など、もっと意識しないといけない。普段から、もう少し人を見ることを意識してみようか。

暑い中サポートしてくれた山田ちゃん、町田さん、ありがとうございました。今回、朝早くからサポートのために来てくれたのに、上回生が良い結果を見せられなかったのが本当に申し訳ないです。エリートの4〜7位が全員京大ということの恥ずかしさよ。サポートしてくれる人も楽しめる試合をできるようにこれから頑張ります。