2020/3/1はりちゅうエリート・エンデューロ

エリート(11:50スタート)
3.0km×10周回=30km
47分4秒938
優勝



レースの予定開始時刻は11:25だったが、諸々の事情があったようで11:50スタート。



〜レースレポート〜


今回のはりちゅうはマトリックスが出てきている方で、レースにどれだけ関わってくるかが問題になる。

当初の作戦としては、午後からのエンデューロがあるので無駄な動きはせず、ラスト1周回の登りでアタックして1周独走するというもの。



最初の登りをローリングで終えてリアルスタート。ただずっとマトリックストレイン(以下マトレイン)が先頭を引いているのでペースは一定。他の選手から「もうスタートしているんですかね?」と質問されるくらい。

どう考えてもマトレインの真後ろが1番楽なのでチャチャっと場所取りしてその場所を一切譲らず。

ホセ選手やその他日本人選手が登りでペースを上げてくる。パワータップを使っていなかったのでパワーは分からないが、後ろで体感400wチョイといったところ。アップ不足も相まって結構キツイんよ。

登りはサッサとインナーに落としてケイデンス重視、下りはひたすら休むことを繰り返してあれよあれよ周回数を消化していきラスト1周回。

結構脚は重かったが下ハン持ってドン!と一発。
最初の登りが終わってもしばらくは向かい風かつ登り基調なのでかなり全開。
そしてぐるっとコーナー曲がってからは下り基調の追い風区間なのでサーっと走ってゴールまで。



↓リザルト

https://matrix-sports.jp/lap/result.php?evt=200301_harichu&ctg=005

最終周回の4分08秒は結構早かったみたい。めちゃしんどかったが。

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おや?2年前の方がゴールタイム早い。
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2時間エンデューロ(13:39スタート)
3.0km×25周回=75km
2時間2分32秒646
2位



エリートのレースが遅れたのでその後のエンデューロも遅れるだろうと思っていたが、こちらは予定通りのスタート時間。エリートのレース終了から1時間くらいでスタート。間はローラーで脚を回しながらゼリー飲料等の補給。



〜レースレポート〜


エリートの方は出場者数が少なかったが、さすがにエンデューロはたっぷり。そしてマトリックスもたっぷり。
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スタート前の写真撮影


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マトレイン


1周目は丸々ローリングでその後は長い長いマトレインが延々と前を牽引し続ける。こちらも午前と同様マトレインの真後ろに陣取り登りのペースに耐える。


丁度1時間経過したところでマトレイン最後のホセ選手が下がってやっと先頭に立った。向井田によるとすでにソロの選手は7名に絞られているらしい。まあ登りのペースが速かったから妥当だろうと。登りは体感380wくらい出ていたと思う。


その後塚本選手が1人で抜け出すシーンもあったが、再び集団牽引に戻ってきたマンセボ選手、ホセ選手が引き戻してしまう。もちろんマトリックスの真後ろに陣取っていたので恩恵にあずかった訳だが、さすがに今あなた達が引いてはダメでしょうと思った笑。


午前のダメージもあってラスト30分くらいからはいよいよ脚が攣り始めた。周りもキツそうではあるが、阿部選手と塚本選手が時々登りでペースアップを図ってくる時が本当にヤバイ。膝上の筋肉は攣ってキュ〜ってなっているが、スクワット的な動きでダンシングすればギリギリ対応できる。それにしても人が嫌がるタイミングであれだけペースを上げられるのは強い。
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この登りでダンシングを使い始めたら死期は近い


そしてストレスフルなことに全然人数が減らない。ずっと7人。みんな強いな〜と素直に思うとともにマジでキツくて登りで千切れそう。


そんなこんなでやっと迎えたラスト周回。登りでペースあげないで〜と心から祈っていたが、たしか阿部選手が上げたと思う。ギリギリ最後尾付近で食らいつき、奥の短い登りでアタック。当初の予定ではこの短い登りで得たアドバンテージを追い風下りで守って勝つ予定だった。
しかし現実は全員付いてくるというね。たしかに脚が攣っていてキレはなかったがさすがにショックだった…。

そのあとはホセ選手も集団から抜けていよいよスプリント勝負の雰囲気。集団に2名残っていたzippyの内1名が先頭で引いてくれて自分は阿部選手、塚本選手に次いで4番手。そして最後の右コーナーで前の2名がアウト側に膨らんだところをイン側から抜いてスプリント開始。だが脚がビキビキに攣ってもはやスプリントの体をなさずゴール前で失速。塚本選手に抜かれて2位でゴール。


↓リザルト

https://matrix-sports.jp/lap/result.php?evt=200301_harichu&ctg=011

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〜雑感〜

当初、このレースは3/8の西チャレに向けての最終調整としての位置付けだった。昨年6月のTTT前の美山のような感じ。
しかし新型コロナの影響で西チャレが無くなったので、はりちゅうが私の引退試合となった。


エリートの方は計画通りのレース運び。実は2年前にもこのレースでは勝っていて、全く同じパターン。違いといえばアタックのタイミングでアウターで踏んだかインナーで踏んだかくらいなもの。実際他の選手達も自分があのタイミングでアタックするのは分かっていたらしく、「2年前のデジャブやわ」と言ってくれる人もいた。



予想外だったのはエンデューロの方。優勝した塚本選手はどうやら実業団E1の優勝常連者らしい。なるほどE1ってのはあのレベルかと思った。レース中も積極的に動いていたし強かった。あのくらいのレベルの選手と練習できたら楽しかっただろうなー。

そして驚くべきは3位の阿部選手。この選手も要所でペースアップしてきてマジで嫌だったが、なんと中学3年生の15歳!ギア小さいなーとは思っていたが、それでも高校生だと思っていた。強いな。いつか全日本とか獲る日がくるのだろうか…。それはそれで一緒に走った者としては嬉しいが。


といことで、はりちゅうは調整レースやから〜とか言ってましたが、ちゃっかり死ぬまで踏んできました。マジで死ぬほどキツかったです。でも最後のスプリントのタイミングにせよ登りの繰り返し耐性にせよ、最後までまだまだ甘いところだらけでしたね。


新型コロナの影響で日本国中様々なイベントが延期・中止されるなかで、今回のレースを開催して下さった方々には感謝いたします。西チャレが無くなって、もしはりちゅうまで無くなっていたら、私のこの2ヶ月の意味がなくなるところでした。ありがとうございました。


そして今回のレースでは同期の木田、向井田、山田ちゃんにサポートとして帯同してもらいました。ホリからはホイールを借りました。ありがとうございました。

https://youtu.be/Au0F6NQKw5U
レース動画